スナック・パドック「2024年・エリザベス女王杯」終えて・Part１

今年のエリザベス女王杯のスタートは４枠から８枠の５頭で見事なＶ字を描いたレースとなった。８シンリョッカ(牝４・鹿毛・木幡初・竹内厩舎)は好スタートを切ったものの大きく右にヨレた。右隣の７レガレイラ(牝３・鹿毛・ルメール・木村厩舎)はいつもよりゲートをスンナリ出たものだからそのシンリョッカと接触することになってしまった。一方、４コンクシェル(牝４・岩田望・清水久厩舎)は好スタートを切って左に大きくヨレた。左隣の５モリアーナ(牝４・鹿毛・岩田康・武藤厩舎)はそのコンクシェルと接触した。この２組の接触事故の間に挟まってパチンコを食らったのは６ピースオブザライフ(牝４・青鹿・団野・野中厩舎)だった。出遅れたので勢いが付く前にそれを察知出来たのは不幸中の幸いだった。何せ５と７の間は隙間が無いほど寄っていたので、もしそのまま前進していたら大変なことになっていた。それにしても８と７、そして５と４はいずれも接触事故を起こしていて、レースに何らかの影響があったと思われる。

ガミ「シンリョクカが３番手に付けて直線に向いた時には心が踊ったっす」
オレ「俺も内しか見てなかったから力が入った」
マスター「外を勢い良く上がって行ったスタンニングローズは凄かった」
ガミ「クリスチャンの判断は的確っす」
マスター「２着争いが熾烈だったな」
ガミ「内外に広がって分かり難かったっす」
オレ「シンリョッカが最内から外へ切れ込んで行くんだけど・・・無駄だったんじゃないか？」
マスター「馬場の良い所を選んだんだろ」
ガミ「あそこまで来れば真っ直ぐに走った方が得っす」
マスター「競り合う馬に併せたかったんじゃねぇか」
オレ「ホールネスとの間は８頭分は開いてたぞ」
マスター「それを30ｍくらいで近付いて行ったんだからな」
オレ「見事な欽ちゃん走りだったぞ」
ガミ「真っ直ぐ走れば３着はあったっす」
オレ「しかし、２着のラヴェル・川田はよく伸びて来たな」
マスター「４コーナーを回った時に手応えが良かったんだろうな」
ガミ「弾むようなフットワークでグイグイ伸びてたっす」
オレ「牝馬クラシック３冠レースを全て走ってる馬だからな」

・・・続く・・・