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2024/12/04 16:38

スナック・パドック「ライスシャワー」その1・Part1

オレ「11月30日中山5Rの新馬戦(芝1200m良)で勝ったヴィヴァラリス(牝2・鹿毛・三浦・尾関厩舎)を見たか?」
ガミ「400kgの小柄な馬だったっす」
マスター「パドックでは小さいのに2人引きで左側はおばちゃんだった」
オレ「どこかライスシャワーを彷彿とさせる周回だった」
ガミ「えっ?あの伝説のライスシャワーっすか?」
オレ「小柄でキビキビとした動きを見て俺の脳の奥がピリピリっと動いた」
マスター「おお!ミホノブルボンの三冠を阻止して、メジロマックイーンの天皇賞春三連覇を阻止した『関東の刺客』な」
ガミ「でもデビュー戦は446kgで走ってるっす」
マスター「細かいことはいいんだよ、とにかく小柄で強靭なステイヤーってのが代名詞だったんだ」
オレ「ダービーと天皇賞春は430kg、菊花賞は438kgという研ぎ澄まされた身体に鍛錬されて走っている」
マスター「うんうん、牝馬のような流線型の背中で見るからに身体能力の高さを表していた」
ガミ「30日の新馬戦は芝1200mっすよ」
オレ「ライスシャワーの新馬戦は新潟芝1000mだった」
マスター「馬の距離適性はレースを経験して備わって行くものなんだぞ」
ガミ「時代が違うっす」

1992年の菊花賞(京都芝3000m)は晴天の下華やかに行われた。皐月賞・ダービーと制覇して無敗でのクラシック三冠を狙うミホノブルボン(牡3・栗毛・小島貞・戸山厩舎)は1.5倍という断然人気に押し上げられ、ライスシャワー(牡3・黒鹿・的場・飯塚厩舎)は7.3倍という離れた2番人気となっていた。スターホースというのはファンの目に光り輝く存在で映り「勝って欲しい」という願望がそこに寄せられるものである。現に距離の不安を評論家たちはこぞって取り上げ記事として盛り上げてはいたものの蓋を開けて見ると断然の一番人気に祭り上げファンの目はハートに輝いてしまうのである。そんな世間の流れを冷静に受け止め虎視眈々と刺客は動いていた。ダービー(東京芝2400m稍)→セントライト記念(中山芝2200m良)→京都新聞杯(京都芝2200m良)と2着を3レース続けて着実にミホノブルボンの背中を測るように追って来ていた。

・・・続く・・・

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