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2024/12/04 16:39

スナック・パドック「ライスシャワー」その1・Part2

距離に不安のあるミホノブルボンと距離に自信のあるライスシャワーとの精神的な重圧の差はこの菊花賞という大舞台で見事に結果に表現されることとなった。逃げるミホノブルボンをスタート直後に交わしてハナを奪ったのは松永幹騎乗のキョウエイボーガン(牡3・鹿毛・松永幹・野村厩舎)だった。1周目のメインスタンド前を通過する時にはその差は3馬身あった。ブルボンとしてはどうしてもハナを奪わなければ持ち味が損なわれるというポジショニングでは無かった。そこから5番手を進むライスシャワーまでは10馬身以上の差は付いていた。ブルポンが先頭に立ったのは最後の4コーナーの手前でその時にライスシャワーは早くも3馬身後方に位置していた。直線に向くとブルボンは必至の形相でアゴを上げ苦しそうにゴール板を目指した。残り200m標識地点でブルボンとシャワーの差は1馬身半、そこへ内からマチカネタンホイザ(牡3・栗毛・岡部・伊藤雄厩舎)がスルスルと脚を伸ばしてブルボンに取り付く、外からシャワーも末脚を爆発させて脚を伸ばす。タンホイザとシャワーがブルボンを挟んで3頭併せのデッドヒートとなった。先に鼻面を前に出したのはタンホイザ、シャワーも前に出る。しかし、ここからの瞬発力は外のシャワーが断然優っていて見る見る2頭を引き離しゴール板前では11/4馬身前に出ていた。最後の競り合いで差し返したブルポンがアタマ差前に出て2着に粘った。

マスター「いやー、あの時のあのデッドヒートは忘れられないなぁ」
オレ「ライスシャワーの最後の切れ味は正に刺客だった」
ガミ「小柄な侍っすね」
マスター「京都の最後の直線は平坦で前を行く馬が有利なんだろ?」
オレ「いやいや、あれだけの末脚を以てすればどうにでも対応出来るな」
ガミ「3000mの距離も味方にしたっすね」
マスター「正に『柔よく剛を制す』だな」
ガミ「曙を負かした舞の海っす」
オレ「2歳馬のヴィヴァラリスに期待しようぜ」

・・・続く・・・

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