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2024/12/04 16:39

スナック・パドック「ライスシャワー」その1・Part3

今夜のスナック・パドックはライスシャワーの話題で盛り上がった。ダービー2着後、夏は千葉の大東牧場で過ごし秋初戦はセントライト記念(中山芝2200m)に臨んだ。がしかし、鞍上には主戦の的場では無く田中勝がいた。的場はというと函館におり、若駒の育成に精を出していた。的場曰く「ライスシャワーはもう十分に育ち誰が乗ってもそれなりに走ることが出来るが、若駒はそうは行かない。自分で教育を施さなければ良い馬でも成長出来ないで終わってしまう可能性もある」ライスシャワーよりも若駒を優先した。調教師の飯塚は納得が行かず主戦を降ろすことを真剣に考えた。そこで的場は飯塚調教師に会い、事の成り行きと自分の考えを正直に伝え詫びを入れた。長い付き合いである二人だから膝を突き合わせて話をすればすぐに気持ちは伝わる。ライスシャワー〜的場ラインは維持されることとなった。本日飲むジャックダニエルハイボールは「師弟」の味がした。シュワーッと広がる炭酸の奥にほろ苦い渋みを感じる。名伯楽・大久保房松調教師の元で競馬道を教わった二人は固い絆で結ばれていた。ほろ苦い苦労を重ねて来た者同士だからこそ分かり合える接点がいくつもある。その結晶ともいえるライスシャワーという名馬は二人にとって掛け替えのない心の支えになったはずである。この二人に限らずライスシャワーに希望をもらったファンは多くいる。『柔よく剛を制す』ライスシャワーの軽快な走りは正にそれを知らしめるためのものだったのである。

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