590件のひとこと日記があります。
2024/12/12 21:18
スナック・パドック「2024年・阪神JF」終えて・Part1
マスター「なっ、言った通りだろ」
ガミ「確かに不安定要素満載だったっす」
オレ「雨が降って来たのが大きかったな」
マスター「あの年頃の少女は雨粒に触れるだけで嫌気がさすからな」
オレ「ブラウンラチェットはスタートして各馬がポジション争いをしている時に内外から寄せられてアタフタしてたな」
マスター「満員電車の中で泣きそうになってる少女の図だな」
ガミ「道中揉まれたストレスでエネルギーを消耗したんすね」
オレ「ラチェットが最後のコーナーを回る時に上がって行く様子が無いのを見てガッカリした」
マスター「ルメールもしっかり追ってなかったな」
ガミ「あそこから前を捕まえに動いて行かないとダメっす」
マスター「もうガス欠でエネルギー消耗ランプが点滅してた」
オレ「それにしても16着は負けすぎだろ」
マスター「天才肌なんじゃないのか」
ガミ「俺達には不便な存在っす」
11番クリノメイ(牝2・栗毛・荻野極・須貝厩舎)が外枠発走となり、左隣枠が空いてスタートが切りやすくなったブラウンラチェット(牝2・鹿毛・ルメール・手塚厩舎)だが、200mも進んだ向う正面でポジション争いでゴチャ付いている内枠集団と、やはりポジション争いで外から内に寄せて来た外枠集団が合流する形でせめぎ合いが繰り広げられた。真ん中のポジションにいるラチェットは双方から寄せられて窮屈な走りとなった。自分の意志で動けるようなスペースは無く、内外前後全てを囲まれて祭の御神輿状態となった。回りの馬の間に身体を置いて回りの馬の動きに合わせて走っている状況が続いた。考えようによっては魚群の中にいるようで、回りの馬たちに引っ張ってもらって楽な走りが出来るように思うが、狭い空間を嫌がる馬にとってはストレスがかかりスタミナを消耗する。馬群がバラけて来たのは最初のコーナーに差し掛かる頃だったので800m近くは満員電車で揉まれている状況が続いた。大きなスパイラルカーブを回って4コーナーから直線に向く勝負所では後ろから5番手という考えてもいなかったであろうポジションにいた。ここから前に取り付いて持ち前の末脚を爆発させれば栄冠は手に出来ると思ったが、ルメールは激しく追うのをためらっていた。手綱からガス欠が伝わって来ていたのだろう。一度もムチを使わなかった。
・・・続く・・・