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2024/12/19 14:56
スナック・パドック「2024年・有馬記念」その1・Part2
マスター「そんなに馬っけが強いのか?」
オレ「って話だな」
ガミ「元気があるって証拠で良い方に解釈したいっす」
マスター「実際にそうなったらそうは行かねぇよ」
オレ「集中力は散漫になるし動くのに邪魔だろ」
ガミ「確かにゲートの中でそうなったら大変すね」
オレ「バケツに水を用意しておいてぶっかけるのはどうだ?」
ガミ「それはダメっす」
マスター「そんなもんですぐに利く訳じゃねぇだろ」
ガミ「とにかくそんなことになったらレースどころじゃないっす」
オレ「なっ?あるぞ、ドウデュース大敗が」
マスター「おいおい・・・重箱の隅をつつくなよ」
今夜のスナック・パドックは有馬記念の話題で盛り上がった。何とかドウデュースが崩れて大金を掴みたいのは良く分かるがそこまで考えるのかよ、と突かれている。しかし、今回のドウデュースの状態は関係者皆が驚いているほど安定感があり順調そのものというコトだ。特に担当獣医師の証言は重い。何でも天皇賞秋の時は帰宅部みたいな身体で出走させたが今回は「見事で言うことがない。本当に仕上がっている」とのコメントだ。この獣医師によると以前は「競馬は馬の能力8割、騎手の役割2割」と思っていたが、ドウデュースのケイコを付けている前川助手を見て「人の能力が5割」と思うようになったという。前川助手が乗ると「前から後ろに一つ軸が現れる」と言う。「背中の軸がぶれると必然的にそこからつながる脚先も不安定になる。体幹が強いと脚元の故障も少なくなる」と評価するのである。「馬を造る」という仕事に携わった以上、馬に影響を与えることが出来る人間が必要となる。本日飲むジャックダニエルのハイボールは「一体」の味がした。爽やかな清涼感はバーボンウイスキーと炭酸が一体となって作り出す。人馬一体。人と馬とが一体になって名馬を作り出すのである。秋のビッグレースの二つを制覇しているのでもう既に名馬と呼ばれる存在になっている。それでももう一つ積み上げて一段高い位置の名馬に成るのがスタッフの強い思いだろう。ドウデュースと友道調教師と前川助手が人馬一体となって暮れの大レース・有馬記念に臨む。そして、レジェンド武がウイニングロードの上を突き進む。