スナック・パドック「2024年・ホープフルＳ」・Part２

マスター「イクイノックスと似てるって鈴木元調教師会会長が言ってたな」
オレ「お父さんが同じキタサンブラックだからな」
ガミ「競馬界ではファミリーラインは牝系だけしか見ないっす」
マスター「人間だったら腹違いの兄弟って話だろ」
オレ「特に首のラインが似てるよな」
ガミ「首抜けをしてるって説明っす」
オレ「馬は首を上手に使ってリズムをとっているからな」
ガミ「流れるような美しいフォームはそこからなんすね」
マスター「そして柔らかくて強い筋肉と張りに満ちた全身だよ」
ガミ「世界ナンバーワンホースになった実績がある馬と似てるってコトは・・・」
オレ「その栄誉を引き継ぐ可能性を持っているってコトだな」
マスター「うんうん、それに相応しい走りを期待しようじゃぁないか」

今夜のスナック・パドックはホープフルＳの話題で盛り上がった。３枠６番を引き当てたクロワデュノール。両となりの５番レーヴドロペラと７番ヤマニンブークリエはゲートが下手なので心配したがデュノールのスタートは速いので影響は無いものと思われる。展開でカギを握るのは10アスクシュタインだがゲートをアオって出るタイプ。アオった後に右にヨレると９アリオーンスマイルはスタートが良いのでトラブル可能性がある。もし左にヨレた場合は11ファウストラーゼンも左にヨレるタイプなので衝突することは無いと思われる。そして15ピコチャンブラック。両となりはゲートが下手だがどちらも前に出るのが遅いタイプなのでブラックのスタートに影響は無いと思われる。しかし、ブラックが無事にスタートを切ったとしても10番付近で何らかのトラブルがあるとすればその影響が及ぶ可能性はある。やはり外枠を引いたブラックには悪い条件が待ち構えている。10シュタインのスタートがこのレースを大きく左右するものと思われる。それでも逸材デュノールがレースを有利に進められることは間違いの無いところである。「マスターはどうするんすか？」ガミがマスターの顔色を伺う。「中学生の運動会は見学のみ！」いつも通りのマスターの返答にガミは両手広げて「またっす。こんなグリグリ◎大本命がいるのに手を出さない手は無いっす」「お前さぁ『手を出さない手は無い』って何かおかしくないか？」？？？

・・・続く・・・