スナック・パドック「2025年・フェブラリーＳ」その１・Part１

マスター「３強の調教の動きはどうだ？」
オレ「馬体の成長度が著しいエンペラーワケアが一番だな」
ガミ「１週前調教の動きが凄かったらしいっすね」
マスター「横山武が栗東まで足を運んで坂路で乗ったらしいな」
オレ「あんな速い時計はソダシ以来だな」
ガミ「栗東坂路の親分に昇格っす」
マスター「そんなに凄かったのか」
オレ「走ってる姿はゆったりドッシリでスピードを感じ無いのが凄い」
ガミ「それでこそ親分っす」
マスター「府中の急坂も何のそのだな」
オレ「前が開けばビューン！だろ」

エンペラーワケア(横山武・杉山晴厩舎)は最内１番枠を引き当てた。ワケアはスタートが上手いので問題は無いと思われるが、となりの２番枠にタガノビューティー(石橋脩・西園正厩舎)が入ってしまった。この馬は今回のレースではジョーカー的存在と目されていた。と言うのも前走の根岸Ｓ(２月２日・東京ダ1400ｍ)でゲート発馬直後にアオってヨレて躓いて騎手(石橋脩)を振り落としているのである。この時、となりのゲートにいたのがコスタノヴァ(横山武)だった。ノヴァは珍しく好スタートを切って接触することは無かったが危ないところだった。鞍上は今回ワケアに乗る横山武で嫌な気持ちは残っているだろうがその時同様ゲートをスンナリ出さえすれば何の問題も無いことは経験済みだから大丈夫だろう。ビューティーの石橋脩も今回は十分に気を付けて丁寧にゲートを出して来るだろうから接触の危険は考え難い。考え方によっては安全な枠を引き当てたと言って良い。『二度あることは三度ある？』そんな邪心は必要が無い。

・・・続く・・・