ケンちゃん桃子のケイバ四方山話「2025・坂路調教・その14」朱鷺Ｓ

モモ「新潟10Ｒの朱鷺Ｓ(新潟芝1400ｍ)には坂路調教上り12.0秒以下の馬が２頭いたわ」
ケン「５ムーンプローブ(牝５・鹿毛・原・宮地・13人気)と12グレイイングリーン(牡７・芦毛・荻野極・池江・５人気)だろ」
モモ「グリーンに期待した」
ケン「パドックでの動きは少し重めに見えたけどな」
モモ「元々ああいう体型なのよ」
ケン「柔らかいフットワークで暑さに負けてる感じは無かったな」
モモ「調教で凄い動きを見せてるんだから元気なのよ」
ケン「プローブも496kgという馬体重とは思えないほど絞まって動きは悪く無かったな」
モモ「そうなのよ、この２頭で決まったら万々歳だった」
ケン「５人気と13人気だぞ」
モモ「美味いもんを腹いっぱい食べられる」
ケン「グリーンはゲートが扉開閉器のすぐ横だったけどスンナリ出られたな」
モモ「最後の直線では馬場の良い外を走ってグイグイ伸びたわ」
ケン「プローブはスタートは良かったけどゴチャ付く馬群を上手に捌くだけの脚は無かったな」
モモ「残念だったわ」
ケン「２着に粘った10デュガ(セ６・鹿毛・江田照・森秀・10人気)は頑張ったな」
モモ「この馬、坂路調教の上りは13.1秒と遅いんだけど４Ｆは50.0秒という凄い時計で走ってるのよね」
ケン「前半を飛ばすタイプなんだな」
モモ「スピードを持った馬なのよ」
ケン「それが今回のレースに生かされた訳だな」
モモ「上り１Ｆに注目するだけじゃダメね」
ケン「ケースバイケース」
モモ「これだから競馬は難しいのよ」
ケン「これからはもっと嗅覚を広げないとな」
モモ「そうね」
ケン「でも坂路調教で鍛えている馬は結果を出してるよな」
モモ「そうなのよ、そこは譲れない」
ケン「先週の札幌記念のトップナイフなんか良い例だよな」
モモ「そうなのよ、あれは嬉しかったわ」
ケン「ところで今回の朱鷺Ｓは年寄り２頭が１着２着に入った」
モモ「酷暑の夏だというのに信じられない」
ケン「坂路調教で鍛えた足腰が活きてるんだろ」
モモ「改めて坂路調教の凄さを知らされたわ」
ケン「夏こそ坂路」
モモ「そのキャッチフレーズをＪＲＡに売り込もうか？」
ケン「行けるんじゃね？」
モモ「登ってみよう！」