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2025/09/29 15:25
スナック・パドック「2025年・スプリンターズS」終えて・Part2
4着に7レーヴ、6着同着で4ママコチャ、8着1マジック、10着11マカオ、そしてディフェンディングチャンピオン・15ルガルは12着という結果となった。
マスター「行った行ったの4着でござんした」
オレ「ルガルの12着は悔しいな」
ガミ「芦毛2頭はブービー&ブービーメーカーだったす」
マスター「こんなことならガミに預けておけば良かったな」
オレ「ガミへ1割バックの請求書を作るトコだよな」
ガミ「飲めないっすよ」
マスター「2.2倍あったからな」
オレ「ゲット後にガミから1割祝儀の請求書発行が筋だよな」
マスター「それこそ飲み屋の常套手段じゃねぇかよ」
ガミ「飲み屋が出来るほど大金持ちに成りたいっす」
オレ「現金の動かない飲み屋をやればいいんじゃないか?」
マスター「賭け事なんて最終的には赤字の世界だからな」
ガミ「いつまで経っても間違いなく金に成らないっす」
今夜のスナック・パドックはスプリンターズSの話題で盛り上がった。マスターの◎が並んだ競馬新聞が壁に張り出された。「あの◎の重みがレーヴの脚を引っ張っちゃったかと思うと気が重いぜ」と自家製のジンジャーエールハイをグビリと喉を通したマスターは感慨にふけっている。「美味そうっすね、俺にも一杯恵んで欲しいっす」ガミは美味いものには目が無い。自家製ジンジャー液に焼酎を注ぎ炭酸水で割ってカウンターにトンと置かれた細長いグラス。ガミが勢い良くそれを握ろうとした時「ちょっと待て!」マスターがゴールドに輝くステンレス製のマドラーを摘み持って「混ぜ混ぜちますよ〜」なぜか赤ちゃん言葉になっている。「ジンジャー液が重いからさ」この混ぜ混ぜが美味さの秘訣でもあるらしい。ガミが乱暴にグラスを握りしめて勢い良くゴクリと喉を通した。「カァ〜〜うんめぇ〜〜!」感動して少し目が潤んでいる。「そんなに美味いか?」オレも堪らず催促コール。人差し指を立てて「一杯頂戴!」手のひらを開いて垂直に立てて「お願いしま〜す」目の前に出されたグラスを掴んで飲む。「カァ〜〜うんめぇ〜〜!」久しぶりの感動である。市販のジンジャーエールとは明らかに違う味だ。喉越しが爽やかでジンジャーの香りが程良い刺激を生む。「レーヴ勝利の夢は炭酸水のように泡となって儚く消えたが競馬への思いは生姜のように強いんだ」マスターの次の狙いが楽しみである。