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2017/12/28 01:00
昨年夏にJRAのアンケートに答えた。自由
昨年夏にJRAのアンケートに答えた。自由意見欄に「若手騎手の登竜門的なシリーズの開催。新潟・盛岡等で予選を行い札幌WASJと同日にファイナル」みたいな事を書いたらヤングジョッキーズS開催が発表。全くの偶然だが、このシリーズはとても良いと思う。どうせならホープフルSじゃなくて有馬記念の日にしてやればいいのに。本日の大井ラウンドで南関勢有利の展開だが全員若手らしく闘志むき出しで頑張ってほしい。さて、ノストラダムスの大予想が外れた1999年の秋、春を沸かせた名馬たちは各々の過程を経て次なる挑戦へ。サンクルー大賞を快勝したエルコンドルパサーは休み明けのフォア賞から凱旋門賞へ挑戦しあわや勝利か!と思わせる快走で2着。グリーンチャンネルで生中継され深夜にもかかわらず近所迷惑な声で応援してしまった。宝塚記念を快勝の怪物グラスワンダーは国内専念も毎日王冠で格下相手にハナ差辛勝。その後調子落ちしてJCを回避し有馬へ。宝塚記念の結果次第では凱旋門賞挑戦と言われていたスペシャルウィークは国内専念となるも復帰戦の京都大賞典で惨敗。これで終わったかと思われたが秋天で逆転勝利しジャパンCも快勝し秋三冠王手で有馬参戦。3歳牡馬は春の3強に遅いデビューから上がってきたサイレンススズカの半弟ラスカルスズカを加えた4強が菊花賞で激突。ここは肚を決めた騎乗の渡辺・ナリタトップロードが勝利。皐月賞後惜敗続きのオペラオーは勝利を求めてステイヤーズSに参戦するもまたも惜敗し、鞍上・和田が「いい加減リストラされてしまう」と悲壮感漂わせ有馬へ。各馬そういう状態で迎えた1999年の有馬記念は屈指の名勝負となった。坂上でテイエムが先頭に立った瞬間、グラスワンダーとスペシャルウィークが馬体を合わせて更に交わしてゴール。結果は鼻面の上げ下げでグラスワンダーが勝利した。このレースではグラスワンダーをピッタリマークした武豊が特に凄かったと思う。肚を据え切った武豊は本当に怖い。この修羅場で揉まれたテイエムオペラオーと和田は翌年の京都記念から始動し8戦8勝。春天・宝塚・秋天・JC・有馬を同一年で制し「グランドスラム」を達成した。最後の有馬記念は冷や汗ものだったが騎手の未熟を馬がカバーしたといわれる1戦。このレースも忘れられない。オーナーは前年結果を出せなかった和田を当然変えようとしたが調教師が譲らなかったという。オーナーと調教師が同郷の友人という事もあったから意見が通ったともいえるが、辛抱して和田を使い続けたオーナーも立派、弟子を見捨てず守った調教師も立派、頑張って期待に応えた和田も立派。このように名勝負と様々なドラマを見せてくれる有馬記念がトリではない今年と来年。JRAさんやはりそろそろ番組を考え直しましょう。と、言いつつ明日は中山、明後日は大井で現地観戦した後に年末帰省してきます。皆さま良い年越しをお過ごしください。明日で全G1現地観戦達成です。