ジャパーンカップ！

今年のＪＣはフルゲートに満たない出走頭数。今年のダービー馬ワグネリアンに昨年のダービー馬で天皇賞・秋を勝利したレイデオロの両馬が不出走。正直、レイデオロには出てほしかった。それでも３冠牝馬アーモンドアイの参戦に外国馬も力のありそうな馬が２頭参戦でナカナカ興味深いレースだ。正直、現在までのオッズは恐ろしく被りすぎに思う。それもジェンティルドンナがオルフェーヴル相手に勝ったり凱旋門賞ではトレヴやエネイブルが牡馬を蹴散らしているから当たり前みたいに考えられてるからだろうか。

２００８年以降の過去１０年ＪＣで牝馬の勝馬はウオッカ、ブエナビスタ、ジェンティルドンナ、ショウナンパンドラの４頭でジェンティルドンナが１２・１３年を連覇、ブエナビスタは１０年が１位降着だから実質、過去１０年で６勝。チャンピオンディスタンスで牝馬は牡馬相手では分が悪いというのも名牝クラスではあてはまらないか。だが牝馬の身で日本ダービーを勝利したウオッカは３歳時４着に敗れている。

牡馬相手になるとコロっと負ける牝馬もいる。ＪＣには出なかったが３歳時オークス・秋華賞を快勝し古馬になってエリザベス女王杯を連覇したメジロドーベルは牡馬相手では全然走らなかった。同じく３歳時の秋華賞・エリザベス女王杯を圧勝したファインモーションは有馬記念では５着に完敗。

９７年のエアグルーヴはピルサドスキーにクビ差敗れる惜敗。しつこくしつこく言い寄ってくる男子に「もお！仕方ないわね！」的な感じで折れたのだろうか？ピルサドスキーは凱旋門賞２着の後、英チャンピオンＳを勝利した後に参戦したとんでもないタフガイだ。

いずれにしてもアーモンドアイがどれほどのものなのかわかるのはこのレースだろう。馬券は歴戦の古馬の奮闘に期待したい。

写真は２０１２年のＪＣのものです。