鹿児島イイネ〜

養老牧場の見学は叶わなかったが一番の目的である催し物は落とすワケにはいかないので土曜夜は天文館には行かずに鹿児島中央駅前で夕食&軽く一杯で済ませた。

目的の催し物とは「いちき串木野市浜競馬大会」である。海岸線をポニーやらばん馬やら中半血種やらがレースするのだが、まぁ、ほのぼのとした雰囲気のお祭りだった。騎乗者は騎乗経験なさそうな幼児が大半で、たまに大人も出ているのだが、ポニーといえどそんなレベルの人間に従ってくれるワケがなくスタートするや急発進&急停止で騎乗者を海に振り落としたり、あらぬ方向に逸走したりギャヒヒヒヒーン！と鳴きわめいたりする。
コレが馬本来の姿か・・・調教されてる競走馬ってスゲェな。

時折、「やってるな」って感じの少年少女も混じってて、そういう子はまっすぐに走らせる事ができて本当に見事に見えるが、少し練度が低い感じの子だとコースの終盤になると馬が疲れてダルくなるのか歩き出してしまう。そういえば昨年春に見に行った「相馬野馬追」の乗り役の方達も当たり前みたいに乗ってたけど最後までしっかり走らせていたからかなりのレベルだったのですな。こういうのは技術に加えて何かあるんだろうな・・・と思ってしまう。川田騎手も「レースで一番キツくなる最後の直線で力を出させるのが大変」って言ってたけな。本来は勝手で気ままな馬を指示に従わせるって多分、オトモダチ感覚じゃ無理だろう。動物は他者との関係に明確な上下差を付けるって言うし。コレをどれだけ深いレベルで実行できるのか？がプロの騎手の世界なのかな〜と思案してしまった。いやいや、やっぱりとんでもないですな。

写真上：鹿児島名物キビナゴの唐揚げ。コレは激ウマ！
写真下：浜競馬大会の様子