倍率だけでは

東京医大の見返り入学についてはやたらと騒ぎ過ぎている。倍率が高いとさも難しいと錯覚し、さも優秀な人間ばかりが医者になっているようなイメージをもたらす。あくまで、普通入試の場合であることをマスコミは言っていない。私立医大にはこの選抜以外に補欠と言う選抜があり、一次補欠ではいくらの価格か、二次補欠ではその倍にするか、等の取り決めが各大学によってことなっている。つまり、学力だけで入学している学生ばかりではないのが私立医大と言われている。高い倍率を強調してしまうと地方の国立大の倍率がそれより低いと、地方国立大の学生が学力的に劣っていると思われ不愉快になることを忘れてはならない。
私立は国からの補助以外に学生の親からの寄付によって成り立っていることを忘れてはならない。