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2018/10/13 08:32
安心感とは
結婚するんじゃなかった、と思ったことありますか。男性も女性も思ったことありますか。
大抵の既婚者は一度も思ったことがない、と答えます。それは嘘です。世間体を気にして家庭円満で幸せ感をアピールしたいだけ。他人同士、育った環境ももちろん親の考え方も違う人間が家庭と言う名目で小さな社会的集団を作るのです。ですから、意見の相違が生じるのは当たり前なのにそこに介入してくる思想が「男女の愛情論」だと思います。戦後の日本は男女平等と言う謳い文句で始まりましたが、現実は男性尊重社会になっています。簡単に言うと男尊女卑社会が日本の社会構造です。
男女平等でないのに男女の愛情論を持ち出され、折れなければならないのは結局、女性となってしまっていました。共働きしていても、家庭の雑事に子育てが出来ないと出来の悪い嫁さんとなり、亭主をはじめ取り囲む者からはあまりよく思われません。
その上、実家を棄てなければやり繰り出来ないくらい時間がなくなります。それでも結果だけを求める亭主には、不満をぶつけらる羽目になって犠牲ばかりを要求されます。
そして、愛情がないのか、と責められるわけです。 たとえ、その結婚に至った原因が一方的なストーカー的な方法であったり、強姦されたのと同じ気持ちだったとしても、結婚してしまったとすると、「いい奥さん像」を世間からは求められ、夫は自分勝手なやり方をずっと続けて行く人間だとしても、世間からは家庭内がわからないので、穏やかで優しい奥さんで居なければならないようです。そんな日常生活をさせられていたら、たまらなくなりずっと離婚したいと思い続けながらの結婚生活を送ります。
しかし、最近は直ぐに親に自分の結婚生活の不満を言う女性が増え、嫁の親は直ぐに「そんなに嫌で、そんな目にあっているなら帰ったこい」と言ってしまうらしい。それで離婚率が上がっているようです。甘やかされて育った女性は我慢が出来ないからです。
そんな親で結局、今度は何処にしわ寄せがくるかというと、生まれてきた子どもに来ます。不仲になり離婚して父親のいない子といじめにあったり、勿論、その逆もあり母親のいない子と影で差別されてしまう。 その子にはどうすることも出来ない実情を押し付けられてしまうのです。
これが日本人の実態なのです。
誰かが我慢をさせられている社会なのです。
男女の愛情論を盾に男尊女卑を強いられ、我慢させられてしまう不平等な結婚に安心感はありません。