ひな祭り 雑感 2

今まで何度もひな祭りを迎えてきました。楽しいひな祭りが日本では当たり前の行事で、特に戦後は女の子のいる家ではほとんど家庭で大小の違いはあれども雛人形が飾られています。
私にはその当たり前の行事を楽しむことが出来ない。雛人形を買ってもらえない子どもだったから!
何度も欲しいと言っても買ってもらえなかった。小学生になっても雛人形願望は終わることがなかった。 うるさいと思ったのか、母は｢もう大きいのだから、お雛様よりピアノなら買ってもいい｣と言い出した。私はそんなにピアノが好きではなく、友達と一緒に電車で習いに行かされていた。オルガンは好きだったがピアノは馴染めなかった。
そして、雛人形は与えられず母の見栄の為にピアノを与えられた。当時はピアノは高価で何処の家にもある楽器ではなかった。
ピアノは音を出してその存在を知らしめる。母の見栄はり道具にはうってつけだった!!

こうして、私は母から精神的虐待を受けました。