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2020/03/17 08:02

ウンザリの判決

相模原市で起きた、知的障害者施設「やまゆり園」での殺傷事件の犯人植松聖への判決。
「人命尊重」としての判決は誰にも判ることではある。45人もの人間を殺傷したのだから、最悪の事件ではあった。

しかし、何故このような事件を植松聖が起こしてしまったのか。
弁護士側は大麻のせいにして、精神的錯乱を理由に犯人植松の弁護をしてきた。それでは何故大麻に手をだしたのか。植松が弱く甘い人間だからか。
施設で働いていた事実はどうなるのか。

我が国日本は戦後に急速に「福祉国家」を提言し始めた。形ばかりの福祉で障害者施設や老人福祉施設はあっちこっちに建設されてきた。そして、実際に施設で働いてきた人からはどんな意見があるか、などは総て無視してきた。
いかにも、「我が国は総ての人の人命を守っています」、と形だけの福祉で誤魔化してきたのではないか。
施設で働いてきた人の著者を読むと、「福祉国家はどこへ」とか「人権尊重の姿勢は…」と言った発言がある。

つまり、形だけ整備しても内容はお粗末になっている事実を、錯乱した犯人植松が暴露したのではないのか。

スウェーデンの社会庁から出された出版物がある。 「人間としての尊厳 ノーマライゼーション…」
障害者人権文化室 作成したものがある。
障害者を個人として尊重するための手引き書である。人命だけではなく、人権にまでおよんでいる

今回の判決は国の福祉の在り方にまで言及せず、人命尊重にだけ視点を絞り、殺傷事件を起こした植松聖を死刑にすることにより、被害者家族を納得させて、国の責任をスルーした判決ではないか。

本音と建前の二重構造で誤魔化してきた、戦後日本の在り方が暴露させたくない為に植松にだけ罪を被せた判決

この国は知的障害者のみならず、障害者差別に学歴差別、職業差別、もちろん国家差別が当たり前にある国だ
公に口には出さないが、気心の解っている者同士の間での共有した差別意識のある国なのである!!

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