有馬記念出走馬の馬体評価

ROUNDERSを主宰する治郎丸敬之氏による、有馬記念出走馬の馬体解説。

馬の美点を見る（有馬記念2019出走馬馬体評価）
https://www.youtube.com/watch?v=7DtR6ELWRKU

スカーレットカラー ★★★
牝馬にしては雄大な馬体。
毛艶は良いが、夏場から使い詰めで疲れが見える。

スワーヴリチャード ★★★★
ハーツクライ産駒らしい長さと薄さがある馬体。
コーナーが6つある中山2500をスムーズに回れるかどうか。
枠順は良い。

エタリオウ ★★★★
馬体のバランスが良くなった。あとは気持ちの難しさが解消されれば。

スティッフェリオ ★★★
重心が低く、トモが高い。パワーがありそうで、中山コースは合いそう。

フィエールマン ★★★★★
フランス帰りとは思えないほど、ふっくらとした好馬体。
古馬になって完成されてきた。
遠征帰りで無理やり間に合わせてきた感じはない。

リスグラシュー ★★★★★
5歳秋の牝馬とは思えないほど、毛艶が良く、柔らかさもある。
成長し、今が最高の馬体。

ワールドプレミア ★★★★
前走時より絞れて、さらにステイヤーらしくなった。
極限の仕上がり。

レイデオロ ★★★★
ジャパンカップのときも馬体は良かったが、精神的な問題か。
ギリギリに絞ってきた。

アーモンドアイ ★★★★★
天皇賞（秋）の時の苦しい感じがなくなった。
GI級のメンバーでも一枚上の超名馬。
重厚感が増してきた。
2500メートルはベストではないが、能力が抜けている。

サートゥルナーリア ★★★★
トモの肉付きがふっくらとしてきた。
ダービーや天皇賞（秋）でのイレ込みは、仕上げすぎてしまったせいでは？
今回はゆったりとした仕上げで、かえって良いかもしれない。

キセキ ★★★★
フランス帰りとは思えない、ふっくらとして、疲労が抜けた馬体。
かえってリフレッシュされた感じ。

クロコスミア ★★★
このメンバーでは、線の細さが目立つ。

アルアイン ★★★★
前走時は物足りなかったが、きっちり仕上がってきた。
あとは2500メートルをどうこなすか。

ヴェロックス ★★★★★
菊花賞の負けの影響を感じさせない。
長距離馬の馬体ではないが、2500メートルであれば問題ない。

アエロリット ★★★★
牝馬とは思えない好馬体。
前後のバランスが良く、2500メートルでも大きく崩れることはなさそう。

シュヴァルグラン ★★★
７歳馬としては良い馬体だが、全盛期よりは落ちる。
腹回りにやや余裕がある。
この馬の良さは気性の良さ。