感想

オークスはヌーヴォレコルトがハープスターの追撃をしのぎ切っての勝利。3着にはバウンスシャッセが入り、クビクビの決着に。ヌーヴォレコルトが中、ハープスターが外、バウンスシャッセが内から伸びてきたわけですが、各馬の通った所を見ると、器用に立ち回れない（そのつもりがない）というのは致命的な弱点であるということを再確認させられたレースになりました。

ヌーヴォレコルトはさすが岩田騎手。ハープスターに勝つにはどう乗ればよいか、おそらく多くの競馬ファンが考えるであろう騎乗方法を実践して勝ち切ったといえるでしょう。それをやってのける判断力というか、勝負勘は人間離れしていますね。勝利ジョッキーインタビューでの神妙なコメントに、ラフな騎乗から卒業した、さらなる進化した岩田騎手への期待感が高まります。

ハープスターはこれまた誰もが想像した通りの騎乗をして、負けるならこの形という、ある意味で想像の範囲内の走り。1頭だけ抜けた存在として、堂々と自分の競馬でレースを走りきったわけですから、化けの皮が剥がれたとは思いません。競馬界に輝く1等星が、今後どういった馬に成長していくのか注目です。

バウンスシャッセは想像以上の走り。オトコウマにも負けない雄大な馬格に惚れ惚れする走りっぷり。私が大好きなタイプです。予想大会でサングレアルに切り替えたのが悔やまれます。サングレアルはただでさえ小柄なのに−14キロじゃ無理ですね。


予想大会はコツコツ当ててちょいプラス。平安Sでクリノスターオーに印を入れていたのに惜しい。惜しい。惜しい。