感想

世界のジャスタウェイ！世界のヨシトミ！

ジャスタウェイが劣悪な馬場もものともせずに勝利！着差は小さくてもポテンシャルの凄さを見せつけたレースとなりました。

ジャスタウェイは何度か脚を取られたという談話の通り、伸びるけどさすがに１着は厳しいか？という脚色からぐいっと加速してグランプリボスをハナ差捉えての勝利。
調教で併せた馬に顔を向けて威圧してるような仕草をしていましたが、今回も最後の直線での伸びを見ると、シンコウキングのような闘争心あふれる馬なのかもしれません。
今まではスパッと抜けだして快勝していたから分からなかったけれど、相当な勝負根性の持ち主のようです。そういった意味で、精神的な強さが垣間見えましたね。
メンタルにぶれがなくて、しばらく安心して買える軸馬という意味で長期政権になりそうな予感がします。

2着グランプリボスは最高の競馬をしたのに最高の馬が立ちはだかった…
三浦騎手は惜しい、惜しすぎる…

3着ショウナンマイティは内を突いて最後まで頑張った。G1に届きそうで届かない…もどかしい馬です。

今回は不良馬場のために最高の力を発揮出来なかった馬もいるかとは思いますが、良馬場でやる競馬が実力で不良馬場でやる競馬は参考外なんてことはなく、あらゆる馬場をこなせてこその勝ち馬、最強マイラーということでしょう。ジャスタウェイは不良馬場が得意では無いように見える中での勝利で、本当に素晴らしい勝利だと思います。
ただ、どう見ても中距離馬で生粋のマイラーというわけではなく、生粋のマイラーを求めるのはもう時代遅れなのかなと思うとちょっと寂しさもあったりする安田記念でした。