988件のひとこと日記があります。
2021/01/26 22:46
ワイルドシンガーの2019
3代母ルックトゥザシーの配合のキイー
Busanda <牝馬クロス> 4 × 4
ーを一代経て母の代でバックパサー Buckpasserのクロスにより上記の牝馬クロスを累進させている。この配合のキイの前に、少しボトムを遡ってみたいと思う。
5代母にあたる偉大な牝祖 Bliteyは子出しがよく、その活躍した産駒の配合を見ると、ニジンスキー Nijinsky と シーキンザゴールド Seeking the Gold が経験的ニックスであることがわかる。
本馬ワイルドシンガーの2019に繋がる分枝4代母Going Ashoreの際には、Danzigの子ポリッシュネイビーが配された。定石ではニジンスキー Nijinskyなのだろうが、これがたまたまなのか?よく考えられており、先述のBusandaの牝馬クロスに一役買うこととなる。
3代母ルックトゥザシーは、上のJIS+2D60経験的ニックスJIS+2D61であるシーキンザゴールド Seeking the Gold が配されてできた牝馬。(先代はここまで読んでのポリッシュネイビーだったのか!?)と感心させられる、Busandaの牝馬クロスを形成した。
こういう経緯で、本馬ワイルドシンガーの2019の配合のキイとして、3代母ルックトゥザシーの『Busandaの牝馬クロス』を冒頭に挙げたのである。
もしも完成形を狙うならば、ここで伝家の宝刀であるニジンスキー Nijinsky を使うはずなのだが、どうやらまだまだ完成は先のようである。
3代母ルックトゥザシーには、後の完成形に対する伏線的配合が施される。(これも後に、『ここまで考えての配合だったのか!』と考えさせられるのか?!)選ばれた配合相手は、ニジンスキー Nijinsky とニアリーなストームバード Storm Bird の系統である ジャイアンツコーズウェイ Giant's Causeway 。
母ワイルドシンガーにおいては、一見、緊張と緩和における緩和的手法による異系のワイルドラッシュが配されたのだと思いきや、3代母ルックトゥザシーのBusandaの牝馬クロスを継続させるべくバックパサー Buckpasserのクロスをしっかり押さえているのは心憎い。
また、Drone ≒ Halo ≒ Red God は後のミッキーアイルにおける Sir Ivor と結合することとなる。
3代母ルックトゥザシーが緊張に対し、祖母ウインルーシッドが緩和。そして母ワイルドシンガーが緊張。こうなると本馬は緩和的手法で配合したいものである。
ミッキーアイルとの配合は、Icecapade ≒ Northern Dancer 、Sir Ivor ≒ Drone ≒ Halo ≒ Red God、といったニアリークロス程度で、5代アウトブリードでうまくまとめあげた。
もし、本馬が『完成形』でないならば、ぜひ活躍して繁殖牝馬に上がってもらい、緻密に累代配合された完成形を見てみたいものだ。その際には、いよいよJIS+2D60伝家の宝刀JIS+2D61のニジンスキー Nijinsky を使う事になるのだろうか。
-
ノルマンディー2019年産二次募集における抽選対象の1番人気の本馬を、一本釣りにて見事釣り上げることができました!