セイントリースカウトの2020 の血統・配合解説

Halo直仔Saint Ballado
× Bold Ruler系Fit to Fight
× 非Phalaris系West Coast Scout
の累代配合の母に、
Mr. Prospector系ダンスディレクター
という本馬の血統。

父ダンスディレクター、母セイントリースカウトともにアウトクロス（アウトブリード）同士の配合で、生じる５代血統表におけるクロスは、―
Halo 4 x 3
―である。




牝系を辿ってみよう。


４代母Bee's Oro
Hyperion ≒ Pharamond 4・4 × 3
後世においてHyperionを累進させることが配合の定石となるが、のちに本馬の配合において父ダンスディレクターがHyperion豊富なトニービンを内包しているということでこのキイを活かしたこととなる。
まとめ）ダンスディレクターにおけるHyperionが、４代母Bee's Oroの配合のキイとリンクする。




３代母Bee a Scout
My Play = Man o'War 5 x 4
Hail to Reasonの母Nothirdchanceは、―
Man o'War 3 x 4
―なので
本馬の―
Halo 4 x 3
―は３代母Bee a Scoutの配合のキイを隔世遺伝的に引き出す。
また、
４分の３同血の Heliopolis ≒ Aurora 4 × 4
はサンデーサイレンスとの ―

Gulf Stream ≒ Heliopolis

Gulf Stream ≒ Aurora

― の橋渡しともなる。
本馬の父ダンスディレクターの母父はサンデーサイレンスである。
まとめ）ダンスディレクターにおけるサンデーサイレンスが、３代母Bee a Scoutの配合のキイとリンクする。また本馬のHalo 4 x 3は３代母Bee a Scoutの配合のキイを引き出すインブリード。




祖母と、母の代における配合は、すこし手を抜いた感があり不満だが、結果的にサンデーサイレンス、トニービン内包のダンスディレクターによって、ボトム全盛の代の配合のキイを引き出した本馬の配合はまんざらでもない。