橋本牧場はなぜバークレアを使わなかったのか。

ソリッドプラチナムの活躍は、遠く（当時）キャロットクラブ会員の私の耳にも届いていた。そしてそのコスパに驚いた。『400万円の馬が重賞を勝つなんて！』社台系クラブでは（最低価格の）1,000〜1,200万の馬は勝ち上がりすら難しいのでソリッドプラチナムの活躍は信じ難いものだった。

そのソリッドプラチナムの所属していたクラブに今こうしてご縁ができた。このユニオンというJIS+2D60特殊なJIS+2D61クラブにおいては、『提供牧場を知る』というのは必修科目である。

そこでお題目にもある橋本牧場。ソリッドプラチナムの生産牧場でもあり、ユニオンには良質の馬をJIS+2D60かつてはJIS+2D61提供していた優良牧場だ。

JIS+2D60かつてはJIS+2D61は、良い馬を提供したくとも存在しないので提供しようがない、というのが今の現状なのかもしれない。


キャロット時代にクラサヴィカという牝馬に出資していたが、その母アスクレピアスも橋本牧場だったとは、ユニオンに来てから知った。そのアスクレピアスもそう、冒頭のソリッドプラチナムもそう（ソリッドはちょっとサンデーが近いから、その娘たちや姉妹が対象）、『なぜバークレアを使わないのか？』という疑問。付けないのか？付けたくともつけられないのか？
もし私が橋本牧場の配合アドヴァイザーならば間違いなくこう進言する。『とにかく安い種付け料のでも良いからディープ系を根気よくつけてください』と。せっかくディープの受け皿となる繁殖牝馬を複数お持ちなのに、実に勿体無い話である。
ディープ系も代を経て、『バークレアの戻し』もちょうど良い濃度となっている。あー勿体無い。