フォルテドンナの21の配合のキイ

ヘニーヒューズの肌にシニスターミニスターという、いかにもダートに特化した血統構成である本馬だが、この組み合わせはとても相性が良いと思う。それを今から紹介したい。

ヘニーヒューズの母父であるメドウレイク、その3代母ノーサードチャンスはヘイルトゥリーズンの母でもある。したがって、このメドウレイクとヘイルトゥリーズンを結合させることで、ノーサードチャンスを戻す効果がある。

シニスターミニスターはヘイルトゥリーズンを2本所有しており（サンデーではない！）、シニスターミニスター×ヘニーヒューズによりノーサードチャンスを7・7 × 7の牝馬クロスで戻す、これが本馬の配合のキイになると考えている。

ヘイルトゥリーズンと同ファミリーのメドウレイクを母父に持つヘニーヒューズ。サンデーの血を持たないどころか、アウト×アウトのアウトブリード構成なので、母父としてサンデー系を引き立てる存在になると予想。ヘニーヒューズの肌にゴールドアリュール系などはどうだろうか。この組み合わせも含めて母父ヘニーヒューズを今後も注目していきたい。

余談だが、本馬フォルテドンナの21はサンデーサイレンスの血を持っていないので、気の早い話だが、本馬が将来繁殖に上がった時に上記の組み合わせ、（ダート血統を累進させる意味でも！）ゴールドアリュール系の血を受け入れることができる。繁殖牝馬としても魅力的なフォルテドンナの21の配合と思う。