衝撃バースデー?

その後、溶岩ドーム（サウナみたいなとこ）で汗だくになりつつも、マンガを読み続けた。

そしたら、溶岩ドームであの人が座ってるではないか！
もう、読書に集中できなくてあっち行ったり、こっち行ったり挙動不審な動きをしてしまった。

特に何をするでもなくぼーっとしてらっしゃるようなので、声をかけてみることにした。
「あの、さっきはごちそうさまでした。」
「いえいえ?」
自分が汗だくで、スッピンだということも忘れて、勝手に彼の隣に座りました。

お酒が入ってないのにこんなに社交的だったとは・・・

話を聞くと彼は、広島から1カ月出張中で今日は休みだということだ。

あと4日ほどで広島に帰るということだった。

季節は春。
桜の季節だった。
「この辺、桜の名所とかある？」
って聞かれて、知っているところを答えた。
「帰るまでに山梨を観光したいと思ってるんだ」
って言ってた。

タオルが絞れるくらい2人で汗をかいて、水分補給を繰り返した。
「そろそろ限界、風呂いくね」って、出て行っちゃった。
私も限界。
ぬるいお風呂に入った。