ラガーレグルスを超える出遅れ

ビッグダンジグ

１９９５年４月２日生まれ　牡　鹿毛　生産：米国　James B. Tafel

馬主：(有)ビッグ　　調教師：白井寿昭（栗東）　　

血統：父ダンチヒ　母クーラウイン（ノーダブル）

成績：７戦２勝



私の中で最も印象に残る馬、マル外、ビッグダンジグ
サラブレッド最強のかぶき者でした。

父親が、あの有名な「ダンチヒ」ですよ！
当然デビュー戦１番人気ですよ
そのデビュー戦、１０馬身以上の出遅れをかまし、場内からは悲鳴がこだました。

しかし、２着に１．６秒差、１０馬身差の圧勝！
しかもダートの１２００メートルですよ！

まともに発走していれば、G1勝ち・・いや、レコードですよ

２戦目も２秒以上大出遅れから大まくりで届かず・・・あのオルフェーブルの逸走した事件みたいな感じだった

３戦目、ちゃんとスタートしたと思ったらいきなり立ち止まって南井克巳騎手が吹っ飛び、失格
もう、笑うしかない・・

その次のレースはやっぱり大出遅れ・・
しかし怒涛の追い上げで先頭のカネトシガバナー（後にG3愛知杯を勝った１０勝馬）を下して勝利

その後も暴れまくってゲート遅延が目立ちJRAは３ヶ月の出走停止を命じる・・

調教師の判断は、去勢・・・だったけど
このとき、種牡馬入りさせたら面白かったんじゃないかと密かに思う・・・

その後、放牧先でトラクターに頭から突っ込んで怪我して、治療中に腸捻転を発症して死亡・・・

出走した７レース全てが１番人気！

最低にして最高の馬でした