競輪
261件のひとこと日記があります。
2017/09/12 18:53
絶対無二の存在。
私にとって、サイレンススズカより、思い入れの強い馬はいない。今後も出ないであろう。
弥生賞のゲート潜りで彼の存在を知るのだが、それは彼のキャリアからしたらホンの序ノ口だ。
明らかにハイペースなのに、武豊をもってすれば「マイペースの逃げ」。それでいて、後続の馬よりも早い脚で上がってしまう。
競馬の概念すら覆してしまう、常識はずれの馬だった。
それは彼の日常からも見られたという。競走馬は、馬房で一頭ずつ管理される。狭い馬房の中で、彼は常にクルクルと旋回していたらしい。
厩務員が心配し、旋回出来ないようにと畳を吊るしたらしいが、逆にその狭いスペースでも器用にクルクルとまわる。
怪我やストレスを心配し、逆にそれらを取り除くと、結局最後の日までずっと旋回していたようだ。
彼は人間で言えば他動の子だったのではないか。同じ様な行動が息子から見て取れるからだ。
管理する人の深い愛情を受け、元気に育ったのだと感じる。それは鞍上からも感じ取れた。
自ら志願して乗り役の座を確保したという。当時引く手あまただった武豊がである。
「乗っていてこんなに楽しい馬はいない」と彼はインタビューに答えていた。
馬の思うままに走らせ、それから息を入れさせる。それからもう一度スパート。彼の適正を、誰よりも見抜いていたのだ。
調教はともかく、レースにおいて、武豊はサイレンススズカにとっては最高の鞍上だったのである。
レースにおいての強さは、ここで書く必要はないだろう。
毎日王冠。私にとって彼のベストレース。その年のジャパンカップを勝つエルコンドルパサー、グランプリホースになるグラスワンダーの外国馬二頭に三キロの斤量ハンデがありながら、最後流して二馬身差の快勝。
このレース、武豊はG�兇覆里法▲Εぅ縫鵐哀薀鵑鯣簣�している。結果的に最初で最後の武豊とのウイニングラン…。
ここまで書くと、最後はあまり書きたくない。
ただ、彼の最後。故障を発症し、馬運車が揺れる程痛がったというのに、
レースでは後続に巻き込まれないように安全な場所まで鞍上を導いている。
そして、静かに鞍上を降ろす。決して振り落とさずに。
この辺、涙が出てしまいそうで上手く書けない。
ヤンチャ坊主、とは違うのかな。ただ、走るのが大好きだったのは間違いないと思う。
サラブレッドが走るために作り出されたものだとすれば、彼はその最高傑作だったのではないだろうか。
競走馬は、一頭一頭命があり、個性がある。時にはその個性が邪魔をして成長を阻むこともある。
だから難しいし面白いのだ。
人間と同じだ。それに、言葉も喋らずただ走ることを義務付けられている競走馬に、我々が感情を抱き思い入れるのは当然だと思う。個性は、強ければ強いほど、魅力的に映ったりするものだから。
あの日の天皇賞以来、17回の天皇賞が行われている。予後不良に至るような、重大な事故が起きていないのは、きっと天からスズカが見守ってくれているからだと信じている。誰が何と言おうとも。きっとそうに違いない。
- サイレンススズカ
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ザーザー☆さんがいいね！と言っています。
2017/09/14 01:13
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マイマイさん
菜穂ちゃん、いやあスズカの事になると、野球に匹敵する位熱くなっちゃうのよ。
読み返すと多動の文字が違うし恥ずかしい。
本当、競馬は素晴らしいよ。エンターテイメントとしてもスポーツとしても。楽しみ方も人それぞれ。
それに菜穂ちゃんが上げてくれた好きな馬。ステイゴールドは当たりです。俺様というより、個性的と書けば良かったね。ごめん。2017/09/12 22:58
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セキゴンさんがいいね！と言っています。
2017/09/12 20:18
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菜穂さん
マイマイさん
ヽ(´∀｀●)
こんばんは♪
相当な思い入れがあるんですね
私、当てられなくて…
違うお馬さんの事日記に書いちゃって
マイマイさんの思いがいっぱい詰まった日記ですね
悲しいお話だけど、感動しました
武豊さんにとっても、特別なんですね
やっぱり、競馬、すごい2017/09/12 19:51
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菜穂さんがいいね！と言っています。
2017/09/12 19:44
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おんそく.comさんがいいね！と言っています。
2017/09/12 19:05
