ドタバタし過ぎた。

今朝も息子が屋内遊技施設に行くと言い出したので、８時45分頃に車で家を出た。

いつもなら徒歩で向かうのだが、今日は何故か車に乗ろうとする。「雨は上がったけど、道が濡れてるからか？」この時は大して気にもしなかった。

一時間程遊んだ頃か。お腹を触って「痛い」という。息子は「痛い」なんて殆ど言わない。余程の事でないと言えないのだ。

慌てて「どうした？」とお腹を擦ると、膝の上に横になってしまった。
どうやら腹痛である。

トイレかと促すが、「おんぶ」と言い出す。「帰るか？」というと、荷物を纏めて素直に従った。

家に戻ると、すぐさま隣町の行き着けの小児科へ。ここは息子が通う療育施設にも顔を出していた先生で、障害児にも理解がある方だ。

お腹を擦って「急性腸炎」といって薬を出してくれた。まずは大事に至らずホッとした。してしまったのだ。

病院でトイレも出たせいか、帰宅後息子はスッカリ元気になっていた。

お昼は温かいうどんをちゃんと食べ、小さなパンも食べたので安心しきっていた。

細谷がスタメンだったので、息子が大人しく二階の子供部屋にいるのをいいことに、アタシは隣の部屋のテレビにかじりついてしまっていた。

「妙に大人しくゲームをしてるな」と思い、隣の部屋を除き混むとグッタリしているではないか。

慌てて熱を測ると38.5℃。しまった、熱も出る腸炎だったか。

アタシの監督不届きだ。梨田さんより遥かに愚かな行為だ。

念のため、近所の内科に息子を連れていった。熱があるのに、息子は素直について来てくれた。

熱冷ましを貰って、とにかく安静にするように言われて帰ってきた。よくよく考えれば、午前中に医者に行ったのだから、そのまま大人しく布団に居させれば良かった話である。

息子の体調が単なる腹痛と過信したことと、細谷スタメンに浮かれてた自分を恥じた。どうせ録画したんだもの、夜息子が寝てからゆっくり観るべきだった。

幸い、息子は二時間程布団で横にならしたら熱は下がった。最初から、布団に寝かしてやれば、医者の掛け持ちなんかしなくて済んだのに。

とにかく、熱が下がってくれて良かった。今も寝苦しそうな様子もなく、スヤスヤと寝息を立てている。

まだまだ修行が足りない。父親失格だわ。

ただの一人の人間でこの有り様。
言葉の通じない馬を扱う調教師や厩務員さんは、本当に大変な仕事だなと感心してしまう。多分ウチの息子みたいな子供とか、余裕で扱ってくれそうだよな。

写真なんて、撮ってる場合じゃなかったわ。上の写真のテレビの前にいるのが息子。今日は他に誰もいなかったから、動き回らないのかと思ったのも失敗だった。

その時点で気付いてやるべきだった。本当、熱が下がってくれて良かったわ。