私の『今年の選抜』は無し。

やはりねえ。

桐一は延長タイブレークで敗退も初戦負け。一勝した育英もコールド負けでは救いようがなかった。これで県勢は二年連続で選抜に出られない事となった。

すんなり健大高崎が関東に出ていれば。キッチリ四強・選抜切符だったとも思えるから尚更のこと悔しい。

何故、育英は『健大には』強いのよ。

二年前の二回戦。工大福井との九回二死二・三塁。一点ビハインドからのトリックプレーでのホームイン。
今のところ、健大はあれが『ラストインパクト』になってしまっている。

つまらんのよ。金属バットでバカスカ打っても。剛腕投手だって、毎年何人も出てきたら新鮮さがなくて。

近代野球に独特のスタンスで立ち向かうあの姿勢。貫き通してもう一度甲子園の観衆の度肝を抜いて欲しい。

大観衆を味方につけて躍動するチームより、それを敵に回して戦うチームがみたいのよ。

マウンドで圧倒されているエースのほっぺを笑顔で摘まむキャッチャー。そんなバッテリーを私は贔屓したかっただけ。

夏を待つか。残念だが、今年の選抜には魅力を感じるチームはいない。勿論、相応しい選手も。ひねくれ過ぎかな。