15件のひとこと日記があります。
2014/11/13 21:11
府中競馬場への道、その2、その3。
その2
実は私は府中に住んでいたこともあるのだった。正確には府中市分梅町。駅名になると何故か分倍河原となる。ここはマンガ「ちはやふる」の作者の地元である。マンガに登場する医院があったりもする。まちなかに小高い丘になった古墳があり、そのそばの公民館からよく百人一首を詠む声が聞こえてきた。
自宅から競馬場を目指すには、まず乗峯栄一さんが好きな新田義貞の銅像がある分倍河原駅前に出て、MINANOをくぐり抜けて鎌倉街道に出る。
麻雀で弱いリーチをかけると「何でも通る鎌倉街道」と馬鹿にされるが、昨今は交通量も少なく変なものも通らない。東農大の実習田のそばをのんびり歩いて行くと右側に緩やかにカーブする坂道となる。
その坂道の頂上に府中本町の駅舎が見える。四季の空に切り取られたエッチングのように、いつでも美しいと感じたものだった。
駅舎を過ぎるとすぐ府中街道にぶつかる。右に坂道を下りていくと安養寺の角でオケラ街道と交わる。
その3
実は私は府中本町で働いていたこともあるのだった。
日曜日3時25分頃よくバイトさん達に「休憩をとります」と声を掛けた。
この時はただ普通に府中街道の坂(御殿坂?)を下って行った。競馬場で休憩だ。(競馬が終わるとお客さんが増えるのでまぁ適正な休憩時間ではあった)
ローブデコルテのオークスでゴール前で叫んだり、ウオッカの西陽に黄金色に輝いたウイニングランを眺めていたりした。懐かしい。