着実に成長している4歳馬たち

グルヴェイグがマーメイドＳを勝利して、ディープ初年度産駒の重賞勝ち馬は10頭目となった。
特に4歳になってから重賞を勝った4頭のデビューからの戦績を比較すると、

ドナウブルー　新馬1着→白菊賞1着

スマートロビン　新馬2着→未勝利2着→未勝利1着→エリカ賞1着

トーセンレーヴ　新馬1着→アルメリア賞1着

グルヴェイグ　新馬1着→エルフィンＳ3着→矢車賞1着

となっている。いずれの馬も新馬勝ちや、未勝利から特別連勝など、早くから素質馬としての
片鱗を見せていた。
その後、重賞の壁にはねかれされたため、早熟とか成長力うんぬんが言われてしまったが、
ここ数週間の重賞での躍進（4週間で3勝・2着1回・3着1回）を見ると、逆に晩成馬が2歳戦・3歳戦の前半を素質だけで勝っていたんだなあと推測される。最近になって、やっと成長曲線が期待に追い付いてきたといった感じだろうか。
4歳稼ぎ頭のリアルインパクトが低迷しているのは非常に残念であるが、2の矢、3の矢といった感じで、いろんな産駒たちがそれぞれの個性を見せながら台頭してきれくれるのはうれしい限り。
3歳勢の大躍進の陰に隠れながらも、まだまだ4歳馬たちの活躍からも目が離せない。