ドナウブルー姉妹重賞制覇

　ドナウブルーが京都牝馬Sを制した。これでシンザン記念のジェンティルドンナと合わせて姉妹重賞制覇となった。
　現３歳世代でここまで重賞を勝ったのは5頭。そのうち4頭は、兄姉と全兄弟である。唯一の例外はアダムスピークだが、アダムスピークの姉は持ち込み馬で、未出走に終わっているので、国内産・デビュー馬としては初で、実質初年度産駒に近い。
また、この５頭が現時点での獲得賞金上位５頭であるが、6位のアーデント、7位のアンチュラスもひとつ上がディープ産駒。
　現在ブレーク中のディープ３歳世代。この活躍は、初年度である現４歳馬たちの試行錯誤によってもたらされたと言っても過言ではないかもしれない。
そういう意味で、昨年クラシック候補として期待されながらもどかしい結果に終わったドナウブルーが、４歳にして重賞を制覇して、持てる素質を証明してくれたのはうれしい限りだ。
昨年の鬱憤を晴らすような走りを今後期待したい。