岩田騎手が失格になった事故について、物申す

今日、ニュースの「後藤浩輝騎手、頚椎骨折か」に書き込まれたコメントを読んでいて、
岩田騎手が失格になった事故について、いろんな人がいろんな意見を持っていて、
極めて統一性が無く、残念な思いをした。

　一番残念に思ったのが、ラインアイズさんの書き込みの「一番人気がスローペースで
楽逃げしてるのに前を追っかけず、必要以上に岩田をブロック」の意見。
　逃げ馬は好発から内を通っているのに、どうやって外枠で中団外目を走っている
川田騎手の馬が前を捕まえる位置まで行けるのか？
川田騎手はできる限り前を捕まえに行ってのあの位置だし、自分は全くロス無く
コースを取っての岩田騎手へのブロックでした。素晴らしいプロの騎乗です。

　他には、ナモミハギさんの書き込みの「何とか前にぶつからない様に
必死で進路を探して行ったら、後ろに後藤がいた。---中略---
望まれている厳しいプロの競馬の残酷な面が浮き彫りになった。」も、
少し違っていて、あの場面では岩田騎手は斜め後ろの近い処に後藤が位置していたので、
危険なので(斜行になるので)内へ進路を取るべきではありませんでした。
　詰まり結論としては、岩田騎手は、前は壁、外は川田、内は斜め後ろに後藤で、
行き場が完全に無いので無念でしょうが動いてはいけなかったのです。

　プロならどんなに勝ちたくてもルール違反の乗り方はしてはいけません。
悔しくてもルールを守ってジッと耐えるのがプロの騎乗であり、
プロの判断と言えるでしょう。その判断ミスが招いた事故だったのです。