素晴らしきペルシアンナイト

　マイルCSはペルシアンナイトが制しました。まぁあれしかないと思ったので、Mデムさんの手腕が凄いのですが、馬自体成長していました。パドックでは毎回素晴らしいのですが、これまではパワーがなく馬場に泣かされてきました。今回も重い馬場、外差し傾向だったので大外枠はプラスでしたが伸びあぐねると思っていました。

　しかし映像で見た限りでは全く太め感がなく、純粋に成長していると感じました。瞬発力が生きる馬場ならと思いました。もしそうならという乗り方をするしかないので、後方一気しかないと。全てが噛み合った勝利ですが、偶然ではないのがこの陣営の素晴らしいところです。

　春時点、そして前走を見てもこれ以上よくなるところがないように見えましたが、いい意味で裏切られました。成長力があるのなら来年も大いに期待できます。実はパドックを見た段階では「今日はダメでも来年の安田記念は勝つだろう」と思っていました。不良馬場でもない限り大丈夫でしょう。まぁそのときは人気でしょうけど。

　ペルシアンナイトのよさは…雰囲気があるんですよ。淡々と歩く中に。動きが柔らかくてバネがある。パワー不足なのと舌を縛っているように制御性に問題がありますが、パワーについては一応のものを身に着けつつあるようです。マイルなら折り合いもそう問題にはなりません。もう少し大人になれば2000mでもトップに立てると思います。来年の秋はどこを走っているでしょうね。楽しみです。