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2017/11/26 23:16
東京2400mでのリベンジ(ジャパンカップ観戦記)
ジャパンカップの予想はどこかのブログに書いたのですが、長すぎるので全文の引用はしません。結論は以下の通りでした。
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能力 馬場 レースタイプ
キタサンブラック 1 重 MJ
サトノクラウン 1 極重 J
シュヴァルグラン 2 軽 S
レイデオロ 2? 軽 S
軽い馬場…シュヴァルグラン、レイデオロ
重い馬場…キタサンブラック−3頭(何に流すかは馬場レベルとデキ次第)
このレースのホットスポットは瞬発力の生きる軽い馬場です。もちろんレースタイプは動く可能性がありますが、2頭とも体力はあるので時計勝負でも問題はありません。むしろその方がいいという感じです。多頭数で前が引っ張ってくれる展開が理想です。いつもながらレースタイプは分かりませんから、馬場に対応できるか、あらゆるレースタイプに対応できるかを履歴、馬体から確認しています。
重い馬場の場合、能力的にキタサンブラックが軸となります。相手は一般レベルの重い馬場の場合が難しく、サトノクラウンは上りが35秒以上かからないと難しく、レースタイプ次第となりますから1点では狙いきれません。そのレベルなら残りの2頭がよいはずですが、人気馬からだと2点買うのは難しいでしょう。この場合、兼備型で重い馬場でも敗戦のないレイデオロを選択するのがよいと思います。
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馬場判定は非常に難しかった。芝のレースが多かった割に時計の出方や上にくる馬のタイプは様々で、ややパワー型寄りの馬が多かったものの確信は持てません。途中で気づいたのは、トップスピードに乗るレースがなかったことです。ラスト3ハロンのうち1ハロンが11秒5を切ったレースが10Rまでありませんでした。これだけを見れば重い馬場と判定してもよかったのですが、10Rでようやくそれより速い時計が計時され、しかもパワー型でない馬が上位にきたので本来の2400m予想でいいなと思いました。
「本来の2400m予想」とは「折り合いとトップスピード」です。2400mは十分に長距離ですから、まずは折り合いがよくないといけません。道中折り合いを欠くと最後に響きます。それから東京の芝は基本的に軽く、直線が長いのでトップスピードが速くなります。要は瞬発力が必要になるということです。本当に軽い馬場だとハロン10秒台に突入することもあります。この二つを同時に満たし、かつ2400mの距離適性がある馬を探すことになります。
この条件を満たすのは上の4頭だろうと思いました。中でもシュヴァルグランは人気がなかったので、できるだけ軽い馬場になってほしいと願っていました。後で判定すると軽いとも言えず微妙ではありましたが、時計は速かったのでまぁ正解と言って良いでしょう。
パドックではみんなよかったので、どれがいいとか悪いとかはありませんでした。シュヴァルグランはいつもより馬体が大きく見え、前走より確実に上昇していました。落ち着いていたのもプラスです。レイデオロは初めて番号順に周回していて、気性面の成長を感じました。今までは最後方を周回しており、時折厩務員さんがもっていかれそうになることもありました。東京優駿の時もそうだったため、クラシック戦線では全く評価していませんでした。それが今回は落ち着いて歩いていて、あまり無駄な動きをすることがなかったのは収穫です。キタサンブラックは反動を感じさせず、サトノクラウンも堂々とした踏み込みを見せていました。
レースはほぼハロン12秒となかなか厳しい流れとなり、結果として時計勝負でやや上がりがかかりました。でも2.23.7なら十分な時計です。軽いとも重いとも判断しづらい馬場でした。内から4頭目くらいがよく伸びていましたので、上位はいいところを通ったと思います。そういうところも含めて、G1ではやはりランクが上の騎手に委ねるのがよいのです。特にボウマン騎手は完璧でした。中間騎手についてはいろいろなことが取り沙汰されましたが、結局ランクが上であればなんとかなります。ボウマン騎手なら乗り替わりでも言うことはありません。走るのはあくまで馬。これからも馬本位で考えたいと思います。
ところで、馬券をアップしてもよいのですが、いろいろ考えてここに載せるのはやめます。別に友だち限定で載せようと思います。そうすると今のところ誰も見ることができません(笑)馬券はシュヴァルグラン、レイデオロのワイド1点でした。
来週からはしばらく馬券はお休みとなりまして、恐らく次回は有馬記念になると思います。もしそれまでに評判の2歳馬がいれば見に行きます。これからは来年の東京優駿を目標にやっていきます。半年間のキャンペーンを大いに楽しみます。