きっちり重くなってきた中山

　開幕週は異例の軽い馬場スタートとなった中山芝、２週目以降はきっちり重くなっています。今日のメインはディセンバーＳ、マイネルハニーが２番手から抜け出し1.47.8で勝ちました。自身の上がりは35.4ですから、どう見ても重い馬場です。パドックではパツンパツンにできており、デキは完璧でした。逆に瞬発系のグレーターロンドンは重い馬場で差し届かず、何とか３着にもってくるのが精一杯でした。

　今シーズン初めて目標レースがない日に競馬場に行きました。でも単なる練習というか、馬を見るだけにはしたくなかったので、金額を上げて臨みました。しかし、４Ｒでデルマウオッカの複勝を買ったところ大きく出遅れて大敗、最悪のスタートになってしまいました。外した瞬間は「もう帰りたい」と思いましたが、パドックに戻って食事をしたら落ち着いてきました。３レース連続でダートが続き、集中力を保つのが難しかったのですが、寒いこともあって建物との往復を経ながら切り替えをしていました。

　馬場が重いのは間違いがなく、前残りの印象でした。10Ｒはパドックでいいと思った２頭で決まり、馬券は買わずともいい感じになってきました。ディセンバーＳのパドックではマイネルハニーの好調を見抜き、この馬は前に行けるので狙えると思いました。人気のグレーターロンドンは瞬発系、とんでくれたらいいなと思いつつ、２番人気のストロングタイタンは一見してデキが悪いことが分かりました。馬体が減って内から張ってくるものがなく、チーク着用で気性面にも問題がありそうでした。加えて冬毛だらけ。これまでも寒い時季に実績がなく、やはり寒さに弱いのだろうと思いました。この馬が圏外に去ったことである程度配当がつきました。馬券はマイネルハニーの複勝でした。

　そして、本当に狙っていたのは最終レースでした。ミッキーグローリーは映像でもすぐに分かるパワー型で、太めが残らなければいいなと思っていました。プラス２キロでしたがきっちり仕上がっていたし動きもよかったので買えると判断。相手候補もいましたが騎手が信用できなかったのでここも複勝としました。ボウマン騎手はやはりうまい。馬場やペースを読んで的確に回ってきます。くるんと回って圧勝でした。複勝ですから３着でもいいとはいえ、２レース連続で買った馬が勝ったのはうれしいことでした。

　最初のビハインドが痛かったとは言え、後の２レースで何とか逆転し、僅かにプラスで帰ってきました。勝つと負けるとでは大違いです。外れたレースもありましたが、馬の判断には自信が持てます。来週はこのままの馬場、あるいはもっと重くなってもいいと思います。最後少し差しが決まり始めたのが気がかりですが、最終週で荒れた馬場になるでしょうし、内も外もあまり変わらなければいいですね。