ヴェロックスを見た

　9/15野路菊Ｓに出走したヴェロックスを見てきました。まずテンションが高いのが印象的でした。入場時から終始チャカついていて、ほぼ普通に歩くシーンは見られませんでした。新馬戦のパドックは現地で見ていないので比較はつきませんが、映像では比較的落ち着いて歩いていたようなので、２戦目で変わってしまったのでしょうか。この点は大いに残念でした。また、馬体から受けるインパクトがなく、トモが高いため現時点では中距離の馬だと感じました。飛節の動きが独特で、後ろに伸びきった後にカクッとなって前に踏み出していきます。あまり歩様が滑らかではない。これはいいのか悪いのか、ちょっと分かりません。

　レースでは折り合っていたので前走同様安心して見ていられました。型どおり仕掛けられますが、なかなか前との差が詰まらずに２着。中間あまりデキが良くないとかいろいろ言われていたので万全ではなかったのでしょう。この時点で何かを判断するのは避けたいと思います。少なくとももう一度見てからです。

　ところで勝ったのはカテドラル。パドックではこちらの方がよく見えました。筋肉が柔らかく動きもいい。牡馬としては小柄ですが将来性を感じさせます。ただし、重心が低く距離には限界がありそうですし、この日は明らかに太めでした。新馬戦同様かかる面も直らずすぐにハナに行く展開。今回は逃げ切りましたがあまりいいレースだったとは言えません。厩舎の力量に疑問があり（実際出資馬がいるのでよく分かります）、今後も調整が難しいとは思いますが、もし順調に成長を遂げるなら大きなところで結果を残せる馬です。

　まだクラシック戦線は始まったばかり。有力馬は恐らくこれからのデビューとなるでしょう。