撃沈その2

　お次は天皇賞です。さらに大敗に終わりました。買ったのはヴィブロスの複勝でした。

　伏線は宝塚記念にあります。全くマークしていなかったヴィブロスがやけによく見えるのです。これまで何度か見ていますが、見過ごすほど小柄な馬ですから目に入ることはありませんでした。それが毛づやピカピカで堂々の周回、素晴らしいデキに映りました。レースは4着に敗れましたが、非常に印象の良い感覚を覚えました。

　レース後すぐに「天皇賞に出てくれたら面白い」と思いました。過去のパドック映像と比較すると明らかに踏み込みが良くなっていました。条件は好転、軽い馬場ならやれると感じていました。

　当日のパドックでもデキはいい方だったと思います。もう少しトモに丸みがあれば完璧というレベルでした。しかし能力比較が不十分だったと思います。実際一番よく見えたのはキセキでした。さらに2頭が先着したのですから、ここでは敷居が高かったということでしょう。

　勝ったレイデオロはいつも良くは見せないタイプ、逆に言えば安定しています。スピードの持続力に優れており条件が合いました。サングレーザーは細く見えましたが、軽い馬場なのでこの造りでよかったのでしょう。

　一方スワーヴリチャードはひと目で分かるほどデキが悪く、迫力不足でした。スタートで安目を売ったのはたまたまであり、根本的にはデキが敗因です。1か月で立て直せるのか不安があります。