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2018/12/30 09:20
ホープフルS
まずこの日は2戦2敗に終わりました。馬券的にはちょっと残念な日になりましたが、それを帳消しにするくらいホープフルSは収穫がありました。実はこのレース、馬券は買っていません。人気サイドだったからです。いい馬がいたという意味での収穫です。
この日の馬場は典型的な重い馬場。瞬発力はいらない馬場です。必然的にパワー型優勢となります。昨年と似たような馬場です。先週は外差し傾向にありましたが、この日はそこまでではなかったと思います。それでも差し馬が優勢だったので、馬場の内側が傷んでいた可能性があります。
さて本題。サートゥルナーリアは素晴らしい馬です。実際に見るのは初めてでしたが一目で分かりました。やや余裕がある馬体ではありましたがパワー十分、しかも動きが柔らかい。新馬の時は硬く映りましたからかなりの進化です。繋ぎは寝ているのですがバネがあるので瞬発力もある程度はあると思います。客観的に見ると胴は詰まっているのですが、動きが大きいので2000mでも問題はありません。成長次第では2400mもこなせるでしょう。とにかくダイナミックの一言。ここでは別格だと思いました。
ニシノデイジーは気配抜群。前走はとにかくうるさくてまともに歩いていませんでしたが、今回は周囲を睥睨するようにゆったりと歩きます。サートゥルナーリアと同様、天下を取れる感じになってきました。馬体はさらに大きくなりましたが仕上がっています。造ってきたなという印象です。さらに動きが柔らかいのはこの馬のいいところで、その点は変わっていません。繋ぎが寝ているので重い馬場向きですが、前走のように瞬発力勝負にも対応できます。同じ父を持つペルシアンナイトに似ているタイプです。かかるところなんかもソックリです。
ブレイキングドーンは戦前大いに期待した馬ですが、大したことはありませんでした。パワー型ではあるもののトモがまだまだです。昨年のこのレースから皐月賞で狙っていたサンリヴァルに比べると迫力不足。馬体に余裕があり、ここでは難しいと感じました。ミッキーブラックもパワーがなく、舌を出して気性面にも問題があるように見えました。アドマイヤジャスタは新馬に比べると成長しましたが、その速度は穏やかです。クラシック云々というスケールはありません。ヴァンドギャルドは前走同様平凡です。
結果はご覧の通り。サートゥルナーリアは現時点で皐月賞は当確です。ここまでは負けないと思います。東京優駿は距離が課題になるのと、繋ぎと馬体を見るとパワー型なので軽い馬場の瞬発力があるかは分かりません。これは使うレースにもよりますが当日まで分からないはずです。次は勝手ながら弥生賞かな?と思っていますので、もしそうなら中山2000mの適性しか分からないからです。穴があるとすればそこです。ニシノデイジーは相変わらずかかりますが、壊滅しないところを見るとかなり力があります。距離もここまでは全く問題がありません。あとは騎手ですね…
アドマイヤジャスタは立ち回りのよさで2着。結果は良かったのですが注目はしません。ブレイキングドーンはパドック通りの結果で、今後かなり成長し、権利を取らないといけないのでクラシックには乗らないと思います。サートゥルナーリアが大きく前進、ニシノデイジーも戦線にしっかりと残りました。