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2019/02/17 19:34
共同通信杯(ついでにきさらぎ賞)
ついに共同通信杯のパドックに立つことができました。パドックに立つようになって3年余り、これまでの3回は全て仕事に阻まれました。こればかりは仕方がないとはいえ悔しい思いをしてきました。ようやく叶ったこの日の参戦、馬券的にも3戦2勝と奮闘し、復調気配です。
東京芝は前の週からかなり軽く、この日も雪の影響を全く感じさせない瞬発力重視の馬場でした。冬場とは思えません。まるで東京優駿の日のようです。そのため馬場としては東京優駿の参考になるはずです。東京優駿は折り合いと瞬発力、毎回言っていることです。
注目していたのはクラージュゲリエ。今回初めて目の前にしました。プラス12キロというほど太目感はなく、まずまず仕上がっていたのですが、気合が一息で気配が薄く、脚捌きが窮屈、かつ後脚の繋ぎ部分を保護していたのが気になりました。中間の調整は十分だったと思うのですが、ここは狙いすました一戦ではなかったようです。レースではスタートから折り合いがつき「もらった!」と思ったのですが、3コーナーから追いどおしになり直線も伸びませんでした。3着は地力の証明だと思います。以前との比較がつかないのでわからないのですが、ここ2走大幅に馬体が増えているにもかかわらず太目ではないので、成長していると捉えています。また気性面に課題があるところ、今回ぴたっと折り合ったのは収穫です。単に元気がなかっただけかもしれませんが、それでも折り合うことは重要です。これが底の状態なのだとすればあとは上げるだけ。皐月賞で「まあまあだな」というデキになっていれば十分です。皐月賞向きのパワーはないタイプ、ここはうまくタコって人気を下げてもらいたいところです。でもそういう時に限って2着とかなってしまうので、その場合は別の馬を探します。
ダノンキングリーは仕上がり良好、脚捌きも決まっていていいデキでした。上がり32秒9という強烈な瞬発力で差し切り勝ち。クラシックに乗ってきましたが、この条件までが最適であり、皐月賞、東京優駿では適性が下がります。春は今回限りとみています。アドマイヤマーズはきちっとできていて脚捌きも軽快、これも好調の範囲でしたがレースではスタートよく飛び出しハナに行ってしまいました。スローペースということもあり残りましたが評価できません。これをやると次はかかる。ただでさえ距離適性に疑問がある馬、皐月賞ではスタミナ切れが予測されます。ただしここをスピードで押し切ってほしい思いもあります。タイプとしては同じく朝日杯を制したリオンディーズです。騎手も同じというのが面白いですね。あとはクラシックという意味ではいりません。
ところで、前の週にきさらぎ賞があり京都まで行ってきました。注目していたのはアガラスですが8頭立て7着に大敗、放牧に出たので一旦クラシック戦線から姿を消しました。次は青葉賞でしょうか。権利取りの一戦となるのでこのレースは狙えますが、東京優駿にお釣りが残るかどうか。パドックでは明らかに腹回りに余裕があり、仕上がっていませんでした。テンションが高いのはいつも通り、スタートで挟まれて怒ってしまった感じです。気性の成長がみられず残念な結果に終わりました。初の遠征、仕上がらず馬が嫌気をさした可能性もあります。体ができていないのに全力で走るのは嫌ですよね。馬も人も同じです。故障したわけではないので巻き返せると思います。
ダノンチェイサーはとにかくデキがよかった。初めて見ましたがいい馬です。ただし気性的には制御が難しく、距離延長には不安があります。もう一度同じレベルで造るのは大変でしょうし、皐月賞向きのパワーはありません。よほどの成長がない限り軽視でいいと思います。あとは馬や着差を考えればいりません。
2月の3歳重賞が終わりました。まだまだ皐月賞、東京優駿ともぜーんぜん見えていませんが、今は馬をしっかり見ることに専念します。楽しくて仕方がありません。毎週競馬場に行くのが楽しみです。あとはもうちょい暖かくなってほしいですね。