鮮やかな復帰戦

　5/23京都5Rにラインハイトが出走、５か月ぶりにもかかわらず２番手から堂々と抜け出して快勝しました。１月に右膝を骨折して休養していましたが、様々な面で収穫のあるレースでした。

　まず中間の調整が実に入念でした。しがらきではあまり速いところをやらずに帰厩し、基礎的なところから調整を開始、３週連続でシャイニーゲールと併せて仕上げてきました。３勝クラスの馬相手に互角の動きを見せており、以前とは負荷が違う印象がありました。また、パドックでは重心が少し上になり歩様が軽くなりました。バネがあります。元々大変柔らかい馬ですが、それにバネが加わっていたという感じです。徐々に芯が通ってきたということでしょう。まだ締める余地はありそうですが、ほぼ仕上がっています。馬体重はプラス2キロでしたので、太めに見えた前走より上積みがあります。

　そしてレースはスタートから出していき2番手で折り合いました。舌を縛り、恐らくリングハミを使っているので折り合いは難しいはずなのですが、スタートから位置を取りに行った辺り、陣営はかなり自信があったのでしょう。折り合いに専念するつもりなら出していくことはないはずです。あとは後続を軽くあしらって快勝。ゴール前は耳を立てていましたので余裕があったと思います。

　さて、この馬は長らくマイラータイプだと思っていたのですが撤回します。馬体が変わり、遅い流れでも折り合うようになりましたので、長い距離がいいと思います。持ち時計がないので課題になりますが、距離が延びれば解決できると思います。1600mでもう一つのレースが続いていたのは距離が短かったからかもしれません。次は2000m以上のレースを使ってもらいたいと思います。

　まぁとにかくホッとしました。このレベルの馬が未勝利で終わってもらっては困ると思っていたからです。陣営の皆さんには感謝します。ありがとうございます。