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2020/08/23 18:46
映像で見る馬体(夏の到達点)
コロナによる競馬場封鎖から半年余り、馬券への本格参戦は引き続き見送っています。東京優駿以降はたまに買うこともありますが、回収率は110%です。映像だけということを考慮すれば可もなく不可もなしです。
さて、最近は馬を見る際に次の点に注目しています。
「最もパワーのある馬」
「最もデキの良い馬」
「最もパワーアップした馬」
いずれかに当てはまれば買えると考えています。最も買いやすいのが「最もパワーのある馬」で、筋肉が浮いてパキパキにできている状態です。大抵は大柄な馬でもあるので良さが分かりやすい。2019年東京優駿のロジャーバローズが典型例です。
「最もデキの良い馬」は馬体が仕上がり踏み込みがいいというのが実例となり、ヴィクトリアマイルや本日の札幌記念におけるノームコアが該当します。
そして「最もパワーアップした馬」というのがなかなか面白く、いわゆる成長という概念に当たります。休み明けで馬体重が増えているにもかかわらず仕上がっており、以前とは違った姿になっているのが狙い目となります。前走タコ負けして休養していた馬が多く、人気になりにくいので高配当が期待できます。
映像で馬を見ていると、「最もパワーのある馬」は分かりやすいタイプです。そして「最もパワーアップした馬」は前走以前の映像と比べることにより十分に把握できます。恐らく最も難しいのが「最もデキの良い馬」となります。歩様の良さは映像では分かりづらく、パドックで見る方が確実性が上がるからです。
ところで、なぜパワーにこだわるのかと言えば、パワー型の馬は特に芝のレースでは人気になりづらいからです。筋肉の質が良く、瞬発力がある馬は成績が安定するため人気になりやすい。またこのタイプはパドックでは見抜きにくいと感じています。筋肉の質と言われてもね…ということです。だから簡単に見抜けるところからいこうということになります。そこで最近はパワーがあることがいいことだと考えています。
以前は瞬発系=軽い馬場が得意、パワー型=重い馬場が得意と考えていました。確かに究極のレベルでは正しいのですが、それだと東京優駿でロジャーバローズを買うことができません。あれをどう処理すれば良いのか…これをずっと考えています。それほどインパクトのあるレースでした。イレギュラーとしてしまうにはあまりに惜しいのです。
そこで、馬場という概念を忘れてしまうことにしました。馬場は読まない、特定の馬の馬場適性も考慮しない。これなら純粋に馬だけを見て馬券を買うことができます。1着を狙うのであれば馬場適性は重要だと思うのですが、3着でいいのであれば話は別です。馬場適性が低くても能力が足りていれば馬券圏内には入れると仮定しました。
それに伴い、競馬新聞による検討もやめています。事前に全く時間を使わないので楽になり、条件に合う馬を探すことに専念できます。もはや成績は関係がなく、今回の条件に合う馬体、動きであればゴーサインを出しています。その結果が冒頭の通りですから、別段良くはないのですが悪くもない。要は事前の検討はいらなかったわけです。
ここ2週は「最もパワーアップした馬」を見つけるのがマイブーム。成長期に入る、今回は調整がうまくいったという要素により馬体が大きくなっている馬が狙い目です。馬を見る前に馬体重を見ると候補が見つかります。大きく馬体が増えているからです。このタイプはうまくいくと1クラス分上に来ると考えられます。したがって前走の結果はほとんど関係がなくなります。前走まで通じていなくても今回通じる可能性があるからです。クラスの壁を越えてしまっていることも多いので勝つこともあります。穴馬としてはおいしいパターンです。ぜひ身につけたいと思います。