出走できず

　ヒートアップハートは2週連続で出走取り消し、競走除外となりました。これには経緯があるので書いておきます。

　8/24に突如川崎競馬が中止になりました。理由はコロナに感染した騎手が1名発生したからでした（結局船橋の騎手6名が感染していることが判明）。前週の大井開催に騎乗していた騎手という説明です。24日のうちに翌25日も中止となり、25日には南関東4場の騎手全員がPCR検査を受けることになりました。26日も中止となったため、出走を予定していたヒートアップハートは出走取り消しになってしまいました。

　このままか…と思ったのですが、8/31-9/4の船橋が中止になり、その後川崎競馬が代替競馬を突っ込んできたためヒートアップハートも出走できることになりました。9/2オオクワガタ特別です。そしてゲートには入ったのですが、隣の馬が暴れて転倒した際蹴られたようで外傷を負ってしまい競走除外。ケガ自体は軽かったようですが出血があったとのことです。

　この馬は前走なかなかゲートに入らずゲート再試験を課されていました。それは無事クリアしてここまで順調に調整されていました。ただし前走に比べて2週前の追い切りが軽かったため、1週延びてさらに1本追えたのはプラスでした。今後こそ！と思って確認したパドックではプラス6キロでも前走より絞れた姿、歩様も力強くなりました。かなり汗をかいていたのでテンションが高いか暑さに弱い面はありますが、ゲートには割にスムーズに入ったのですから態勢は整っていたと言えます。成長していると見ました。しかし出走できないのではどうにもなりません。

　心身のダメージを確認する必要があるので次開催の出走はないでしょう。次は早くても10月でしょうか。もしそうなら形の上では「３か月休養」となります。もちろん単に休んでいるわけではなくいろいろあるのですが、今回は「中間報告」だと捉えれば悪くはないと思います。さらにトレーニングを積んで成長すれば次走は勝てるでしょう。8/27に写真が更新されていて、デビュー前のものと比べると肩周りやトモに筋肉がついているのが分かります。パドックでもそれを確認できたので楽しみです。「馬が良ければ走ってくる」のです。