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2020/09/22 13:55

適性を読み違えれば

 9/21中京2Rにシーニッククルーズが出走、6着でした。前走はダートの新馬戦を狙って除外の憂き目に遭い、やむなくスライドで出走した芝2000mの新馬戦で4着。今回は陣営が狙ったダート戦への出走でしたが、却って悪い結果になってしまいました。

 まず中間の調整ですが、全く問題なかったと思います。1週前に坂路で速い時計を出し、直前は前走同様CWで半マイルから。本数、負荷とも十分です。そしてパドックでは8キロ減ってスッキリ見せていました。歩様も全く問題なし。ただし、やけにスッキリ見えるなあとは思いました。

 レースはスタートこそ普通に出ましたがついていけず中団から。砂をかぶるのを嫌ったか外に出して追走しましたが4コーナーで遅れて失速。特にいいところはありませんでした。しかし陣営はダート戦の継続を示唆するような発言をしており、レース中の落鉄や直線の不利が敗因であるとしています。

 ここでいくつかのことを指摘しておきます。まずデキですが、絞れたのではなく減ってしまった可能性があります。短期間で8キロも減ってしまうのはちょっとおかしいですし、「やけにスッキリ見える」というのも引っかかります。体調を崩していたのではないでしょうか。たまに2戦目は全く走らない馬がいます。今後も同様である可能性があるので、もし一息入れるのであれば次走は手抜かりなく仕上げてもらいたいものです。

 次に、本当にダート適性があるのかという点です。これは現時点では疑わしいとしか言いようがありません。スタートからダッシュがつかなかったからです。ダートの適性がある馬はスタートから出て行けます。ダートはダッシュ力が重要です。「平均的に脚を使う=ダート馬」ではないのです。スタートからガツンと行けなければなりません。この馬を見ているとどうもその脚はないように見えます。将来はダートだとしても現時点では緩くて芝の方が良いのではないかと思います。

 恐らく秋のいい時季は休養になりそうですから、戻ってくる頃にはダートの番組が増えてきます。それ自体は良いでしょう。ただしダートで走れるようになるには時間がかかると思われます。未勝利を勝てるのは来年の夏かな…

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  • シーニッククルーズ

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