権利は取れずとも

　9/21中山11Rセントライト記念にラインハイトが出走、4着でした。あと１つ着順が足りず菊花賞への優先出走権は逃しました。しかし全く残念ではありません。無理に菊花賞を目指す必要がないので、最高の着順です。権利が取れたら仮に調子が悪くても出走させるでしょう。クラシックというのはそういう性質を持ちます。これでダメージを受けて終わってしまう馬は数知れず。この馬は先々完成すると思いますので、こんなところで終わってもらっては困ります。大善戦です！

　中間の調整は坂路主体でしたが、1週前は珍しくＣＷを使いました。そして直前は坂路で加速ラップ。デキはいいと感じました。そしてパドックでは全身を使って柔らかい捌き。プラス10キロは戻ったもので全然太くない。まだまだ繋ぎが緩いので反発力はないのですが、完成したら重賞でもやれるでしょう。…って、今回も重賞でしたね（笑）以前に比べると肩周りに筋肉がついて前後のバランスが良くなった気がします。いつも後駆重視で馬を選ぶので、前のことは気にしていないのです。でも前駆も重要です。どこに筋肉がついたのだろうと何度も映像を見ましたが、恐らく前です。それでいて捌きは硬くならず、むしろ踏み込みが深くなりました。つまり筋肉がついて可動域も大きくなっているのです。凄いことです。

　レースは折り合い重視に見えました。4コーナーまで仕掛けず直線に賭ける競馬。外に出してからも伸びませんでしたが、最後は差を詰めています。距離はまだあってもいいでしょう。その意味では菊花賞に出ても面白いと思います。しかし権利は取れなかったので、陣営は自己条件と両睨みであるとコメントしています。鳴滝特別が菊花賞と同日にありますので、調整に苦労はしないでしょう。