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2021/01/17 08:52
「プラスコメントがある馬を全部買う」方法
「プラスコメントがある馬を全部買う」方法を採用した。これはうまくいく可能性が高まっているが、上回る方法はないだろうか。まずこの方法は、統計的な回収率を上回るように馬を抽出するために行う。統計的には単複を買った場合、単勝が100倍未満であれば概ね80%回収できる。乱数を使って買い目を決めれば長期的にはそうなるだろう。それでは負けになるので何らかの方法で理論値を上回り、100%を超えるようにする必要がある。大数の法則にひっかからなければ何でも良いので、馬やレースに関する何らかの要素で買い目を抽出することになる。成績、調教、そしてパドック。数ある要素のうち、最もオッズに織り込まれにくいのがパドックだと思う。なぜなら馬を見ることができるのはレース直前であり、しかも馬を正確に見ることができる人はプレイヤーの中では少数であると考えられるからだ。人は先に出ている情報に左右される。ディープインパクトのように毎回勝っていれば、「今回も勝つだろう」という予見が生じ、必然的に大人気になる。ではレース履歴のない新馬戦ではどうかといえば、血統や調教時計に人気が左右される。もちろんパドックに立つプレイヤー(及びそこから情報提供されるプレイヤー)はパドックを見てから買うことになるので、その情報も最終的にはオッズに織り込まれることになる。ただし、パドックを見て買うと言っても大抵は事前の情報を検討しているはずであり、純粋に馬だけを見て買う人となるとごく少数であろう。彼らの投じる金額が多くを占めない限り、やはりオッズには織り込まれにくい方法ということになる。つまり、この方法には大きなチャンスがあると見ている。
試算ではプラスコメントがある馬を全部買ってもプラスという結果が出ており、1/5の実戦でも164%の回収率となった。この日は平均すると約2頭/1レースの購入だったため、試算に比べて約1頭分少なかった。回収率にはかなり絞った影響が出ていると思われる。実はこれをさらに1頭/1レースに絞っていたのが従来の方法であり、この時は結果が出なかった。パドックで最もよい1頭に絞る効果は全くないと考えられる。一定の水準に達している馬を全て買うとプラスになりそうだというのが試算と実戦の成果である。水準に達している馬に序列がないとすると、「絞る」という考えは捨てて「重ねて買う」方が良いのかもしれない。全て買ったうえでさらに上乗せするという方法である。
もしアクセントをつけて買うとすれば、当たった時に大きい方法としたい。試算では下位人気のみを購入した場合、全体に比べて回収率が高かった。もしこれが事実となれば下位人気のみに絞ることも考えられるが、的中率が下がる。1/5の実感として、仮に当該レースがトリガミであったとしても、何かは上位にくることが多いので楽しい。この日は8レース中7レースを購入しており、5レースで的中があった。回収できたのは2レースだったが感覚としては「ほとんど全て当たっている」と思った。だから買う馬を減らすのではなくアクセントをつける方がいい。例えば最も上位人気の馬を除いて上乗せすることが考えられ、逆であれば最も下位人気の馬だけ上乗せすることになる。意思が介在すると徹底的に当たらなくなるので恣意性を排除することが肝要である。
これまでは「全部買う」ということは全く考えなかった。回収できないと思っていた。穴馬を見抜く能力が低く、たまに当たる程度では無理だと考えていた。2020年秋以降は頻繁に穴馬の存在を見抜いていたものの、手が出ないため的中できなかった。どの馬を買うかという判断ができないのであれば、全て買ったらどうだろうという発想が生まれた。回収率は良くても理論値程度だと思われたが、意外にも100%を超える可能性があることが分かった。既に相馬はその域に達しており、適切な馬券購入さえできれば良い。「相馬」「買い方」双方に大きな課題があると考えていたところ、相馬は問題がなく買い方だけが課題として残っている。それも「全て買う」ことにより一挙に解決してしまいそうだ。30年近く悩み続けた課題を克服できるかもしれない。相馬の実力をストレートに馬券に反映できて、その結果を享受できる、理想的だ。
以上「プラスコメントがある馬を全部買う」方法には次のメリット、可能性があると考えている。
◎いいと思った馬を全て買うので買い逃しがない
◎当たった馬は全て「いいと思った馬」である(当たり前だが)
◎いわゆる穴馬ばかり買っているにもかかわらず的中率が高い(ここまでは半数以上)
◎従来に比べて買う頭数が多いのに回収率が高い
◎複勝では的中率、単勝では一発の魅力がある
◎より人気のない馬を重ね買いすれば的中率を維持したまま回収率を上げられる可能性がある