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2021/01/17 08:52
「プラスコメントがある馬を全部買う」第二弾
「プラスコメントがある馬を全部買う」第二弾。1/10は中京競馬場に遠征した。対象は後半の6レース、多くはないがちょうどいい。結果は6レース中5レースで的中があり、3レースでプラス、穴馬10頭のうち8頭を的中、回収率193%となった。逃した2頭は比較的配当が低く、仮に的中していても回収率は高まらない。理論的限界値を極めたと言えよう。極端な高配当なくこの結果、日によって波はあるだろうが長期的にはプラスとなるモデルであることが確認できた。ここまで2日間で14レース、10レースで的中があった。中京12Rは人気サイドのため勝てるはずがなく、可能性のある13レースを分母にすると的中率は77%。取り逃した馬もいるが少数で、相馬のレベルが飛躍的に上がっていると思われる。
なぜ飛躍的にレベルアップしたのか。まず変えた点について書くと、以前はパワー重視で、パキバキにできている馬だけを買っていた。狙っている馬にかなりの偏りがあった。いい馬は見抜けていたが手を出せず、買い方が悪かった面も大きいが、今はおいておく。そこで、年明けから「仕上がっていればよい」という内容に変更した。下地は昨秋にあって、仕上がっている馬にはそのようにコメントしていた。それをそのまま買えばいいということにした。パキバキにできている馬に比べて見た目は良くないが、必要な筋肉ができていれば走ると見込んでいた。次に、個性を重視したチェックを心掛けている。以前はパワー系に寄っていたので馬体重がない馬の判定が疎かで、走る馬を見逃してきた。華奢な馬も個性ということで、筋肉の浮き出しが良ければ「仕上がる」とコメントしている。このような馬でも実はパワーがあるのかもしれない。例えばステイゴールド系の馬は細身でもパワーがある馬が多い。逆にパワー型の馬はしばしば太く見えるが、腹回りがキリっとしていれば問題はない。トモと腹の境目は曖昧になることもある。それだけトモが発達しているとみなすこともできる。太目判定はかなりの確率で間違えるので、怪しい馬は拾うことにしている。その場合のコメントは「P(パワー十分)」としている。走らなかった場合は太目であるか、瞬発力のいる馬場が合わなかったなどが考えられる。
また、馬体と馬場の関係は一切考慮していない。確かに馬により馬場適性はあると思うが、デキが良ければある程度の結果は出せると見込んでいる。例えパワー型が速い馬場に対応するためにより前に行くとか、瞬発系が重い馬場に対応するためにいつもより後ろで足をためることが考えられる。この対応は事前には分からないので考慮しないことにした。馬がその個性に合わせて仕上がっているかどうかだけを見ている。
つまり…
◎パワー重視から個性重視へ
◎パキパキでなくても仕上がっていれば良し
◎馬場、コース適性は一切考慮しない(成績欄は無視)
という点が以前と変わったところだ。
パワー重視が間違っているわけではない。今でもこれで馬券を当てることはできるし、回収できる自信もある。しかし、何をもってパワー型とするかという論点は残り、いいパワー型の出現数が多いとは限らず、しかも当日の馬場や展開に合うとは限らない。したがって的中数は多くない。瞬発系に寄るのも同様で、その他の要素に大きく左右されてしまう。個性重視であれば、その他の要素に関わらず常にいい馬を選んでいるので、その中から好走する馬が出てくるはずだ。複数頭を買うので全部が当たることはないが、何もこないこともなくなるだろう。中山でも東京でも基準を変えず購入すれば、条件に合う馬が台頭すると見込んでいる。
仕上がりについては基準を下げたようにも見えてしまうがそうではない。走る馬とは何かを追及した結果だ。これについては今の方が正しい。馬の仕上げについての判定基準を一元化したことにより、いつでも同じように立ち回れるようにした。馬場や天気、コースも全く考えないので、1/5は中山、1/10は中京と場所が変わっても結果を出している。馬以外の要素は一切考慮しないので、もう新聞もネットもほとんど見ていない。
要は…レベルアップしたというよりは、結果を出せる仕組みを整えたということだろう。相馬のレベルは上がっていると思うが、この秋に急激に上がったわけではなく、単に使い方を変えたのが功を奏したのかもしれない。確かに以前のやり方を振り返ると、対象のタイプを絞りすぎていたし、買う買わないの判断も恣意的になっていた。それで買い逃しを連発していたのだ。今は「いい馬は全部買う」ので買い逃しがない。その「いい馬」というのは、条件に関わらず絶対的な基準で選ぶことにしたのでブレが生じない。「いい馬」=「購入馬」というシンプルな仕組みを整備したことで結果が出せるようになっている。