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2021/09/03 21:57

プレシアンスのファンドが解散、売却される

プレシアンスが売却された。結論としては「致し方ない」ということになる。馬自身に成長がなかった。ここまで川崎で1勝、門別でも移籍初戦に1勝を挙げた。これまでの経緯を振り返りたい。

まず私がノルマンディーに入会したのは2020年1月だった。当初はレイデルマールルムロンに出資した。その後様子を見ていたカンティーユに出資した。これで完了だと思っていたところ、5月にキャンセル募集が行われることとなった。その中にプレシアンスがいた。各馬の写真、動画を慎重に確認した結果、プレシアンスが出資候補となった。詳細なレビューは残していないものの、当時の記憶をたどると「馬体は平凡だが活気ある歩様であり、募集時に比べると成長も見られる。南関東であればCクラスで実績を残せる。」という見立てであった。当時のキャンセル募集は先着順であり、申し込んだところ当選したため出資することとなった。

その後の経緯は公式サイトに書いてある通りで、デビュー戦は全く仕上がっておらず大敗したものの徐々に調子を上げ、5戦目で勝つことができた。その後は3か月余り休養を挟んだが特に成長はなく、レースでは苦戦が続いた。そこでクラブは南関東での継続をあきらめて門別に移籍させた。その初戦は最後方から瞬発力を発揮して差し切ったものの、クラスが上がるとまた苦戦が続き、1700mに延長した前走も大きく負けていた。レース内容を分析すると、持ち時計分は割に高い確率で走るものの、馬体に成長がなく、レースに慣れた分だけ時計を詰める程度であった。8/28の更新によりオークションでの売却が決まった。

760万円で募集されたところ、獲得賞金は273万円なので、出資は端的に言って失敗である。2つ勝ってくれたので感想としては満足しているし、川崎、門別の状況にだいぶ詳しくなった。失敗の原因は馬体である。小柄で元値が低く、成長もなかった。もう少し元値が高いか成長があれば違ったと思う。募集時に馬体の完成度が高かったので、上積みがなかったのだろう。このこと自体はある程度把握していたものの、南関東であれば通じると思っていた。ここは完全に読み違えた。プレシアンスの実力は3歳馬でも中の下程度で、古馬だとC2では足りない。C3でたまに勝ち負けになる程度である。これでは預託料を回収するので手一杯となる。陣営も稼げない馬を置いておけるほど暇ではあるまい。門別Cクラスは全体としては低レベルであるものの、JRAからの移籍馬はかなり強く、馬体からすると元値は高いが何らかの事情で力を発揮できなかった馬も混じってくる。したがってかなり能力がないと連戦連勝とはいかない。プレシアンスのレベルだと相手に恵まれて、かつ後方から差し切れるだけの馬場、展開にも恵まれる必要がある。現在の賞金額では南関東への再転入はできず、門別を含む他の競馬場では賞金が低すぎる。760万円は絶対的には安いのだが、地方競馬専業であることを考えると、南関東で活躍できることが回収の条件となる。これぞと思って出資したわけではなかったが、見立てを間違えたのはミスであり、今後の出資に役立てたい。

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