183件のひとこと日記があります。
2022/01/05 23:31
ヴィジュネルは序盤3ハロンを35秒以上で入らないといけない
ヴィジュネルが京都金杯に出走、12着だった。この馬はタイトルの通りであって、それ以上のスピードで走ると最後までもたない。ところがこのレースではスタートから追ってしまいスピードに乗りすぎた。「34.1」という数字を見たときに「ああダメだな」と思った。以後はご覧の通り。これについてはラップを見れば明らかなので誤魔化しようがない。以下は走破時計と上がり時計から序盤3ハロンを推定したものだ。競馬新聞を見ればもっと正確に分かるかもしれないが、これでも十分に分かる。
2020年
10/20 1600m 36.4-35.8=1.36.6 0.0 2
10/24 1600m 36.7-35.9=1.37.3 0.0 1
12/27 1800m 37.1-33.9=1.48.2 0.5 5
2021年
1/30 1600m 36.3-34.8=1.35.0 0.0 1
3/20 1400m 34.5-34.8=1.20.7 0.6 7
4/10 1600m 35.5-35.5=1.34.5 1.4 4
5/9 1400m 34.6-34.6=1.20.4 0.7 2
7/24 1400m 35.3-33.6=1.20.4 0.0 1
8/7 1400m 34.9-34.1=1.20.3 0.0 5
10/10 1400m 34.6-34.7=1.20.6 0.3 2
11/13 1400m 35.9-33.7=1.21.4 -0.2 1
2022年
1/5 1600m 34.5-35.5=1.33.7 0.8 12
序盤35秒以上と34秒台のレースを比べてほしい。明らかに結果が異なるのが分かる。ここの掲示板では「あまりキレない」といった不正確な見解がまかり通っているが、これを見れば一目瞭然、ヴィジュネルは瞬発力型であることがわかる。序盤が34秒台で連がらみしたのは一度しかなく、その時も上がりが同じ時計なので馬場が軽く、それでも0.7離されてしまった。上がりを速くするのは限界があるので、序盤抑えることになると時計には限界がある。したがって、スローペースになるか重い馬場になる必要がある。京都金杯のような展開は向かなかった。ただし次につなげるには序盤からスピードに乗るのではなく、しっかり抑えてラストにかけてスピードを上げる必要があった。この辺りは陣営の作戦ミスであり、今後の修正を求めたい。