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2018/01/29 02:10

偽美談 第4章

師走G1、2戦目といえばジュベナイルフィリーズ。

ここも面白そうなメンバーが揃った。

今回も3連複軸1頭5頭ボックスにする予定で、頭をロックディスタウンにするか、ラッキーライラックにするかで相当悩んだ。

この頃自分は、迷わない様に前日夜までに馬券を買ってしまうと決めていた。

軸はロックディスタウン、相手はラッキーライラックリリーノーブルマウレアソシアルクラブコーディエライト

穴馬らしい穴馬を抜粋できず、毎度実につまらないメンバー構成なのは、堅く取りたいという気持ちの表れだと大目に見てもらいたい。

そして当日パドック、暴れ馬の如きロックディスタウンを見た自分は焦る。。

まだこの時点では、良い意味での気合いの表れだと前向きに捉えて何とか冷静を装うが、スタート直後に大外から猛進する姿を見て愕然としつつ、力なく失速する軸をよそに、しっかりと伸びきるラッキーライラック

2歳牝馬戦でパドックも見ずに買うとは…パドックの大切さを痛感する。

これにてG1、3連敗、いよいよ後がなくなってきた…。

G1 5戦1勝4敗。

見事な成績だ。

目標に近づくどころか、遠ざかっているでは無いか。

そもそも、支えてくれている嫁さんにギャンブルで得た金でプレゼントをしようなど動機が不審過ぎると、この時今更ながらに思いもしたが、いやいや、そうではない。

今自分に出来る活動は唯一これなのだから、目標を持ってこれで結果を出すと決めたのだから、間違っていない…はず。

弱気になる自分を知ってか知らずか、どんどん次のレースは迫ってくる。


迎えたフューチュリティステークス。

ここで負ければ確実に夢破れる。

資金はすでに残り12,000円あまり、ここで結果を出して最終週に繋げなければならない、まさに正念場である。

過去、ギャンブルによる負けられない戦いを自分は制したことがない。

競馬予想でのデータ予想であれば、自分のこの勝負は指数最下位の無印であろう。

もし結果的に目標金額に達しなくても、何かプレゼントはしてやりたい。

睡眠時間を削っての本気の戦いである。

全ての馬のデータを洗い出した。

軸は当初からダノンプレミアムと決めていた。

どう考えても負ける絵が浮かばず、紐さえ間違えなければ3連単で行けるという自信が何故かあった。

結果的にこのレースは多くの人がそう思ったかもしれない。

残りの資金からも手は増やせない、ここは相手を3頭に絞って全額勝負した。

3連単軸1着固定ダノンプレミアム、2着にタワーオブロンドンステルヴィオ、3着にタワーオブロンドンステルヴィオダノンスマッシュ

ケイアイノーテックファストアプローチを最後まで悩んで切った。

馬券的妙味は無いが、他には考えられないならそれで行くしか無い。

以上4点1点3000円で勝負に打って出た。

最後の直線は忘れられないが、鳥肌モンであった。

突き抜けるダノンプレミアム、粘るタワーオブロンドンに大外からぶっ差すステルヴィオスローモーションとなってゴール板を駆け抜けた。

やった…!


ガチガチ馬券ではあるが、堅くとも当たることに意味がある、今回は自分にとってそう言うレースだった。

渾身の払い戻し、78,900円。

可能性を土壇場で繋いだのだ。

G1 6戦2勝4敗。

負け越しは先週ですでに決定しているがそんなことはもうどうでも良い、先に繋がったのだから。

泣いても笑ってもいよいよ残すは大一番、有馬記念

目標金額まで残り130,000円余り、週にそれほどの勝ち経験など過去には無い。

最終週にドラマを起こせるのか?

いよいよ最終章に突入する。



続く…

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